大学生の皆さんの中には、プログラミングに興味を持っている方もいらっしゃると思います。
現在、急速なIT分野の発展に伴ってエンジニアやプログラマーなどの人手が不足していることもあり、プログラミングはとても需要がある職種です。
プログラミングのインターンというと専門的なイメージがあるかもしれませんが、プログラミング経験者や理系の学生だけでなく、未経験者や文系の学生も参加できるものがたくさんあります。
そのようなプログラミングのインターンの特徴についてもご紹介しておきましょう。
- 短期の場合、文系や未経験でも業務体験などに参加できる
- 長期の場合、プログラミングの知識が求められることが多い
- 比較的オンライン勤務しやすい
今回はプログラミングのインターンの特徴や、プログラミングを使う主な職種、プログラミングのインターンで身に付くスキルなどについてご紹介します。
プログラミングとは
まず、「プログラミング」とは何でしょうか?
「プログラミング」とは、一言で言うと「コンピューターにさせるプログラム(指示書)を作ること」で、「プログラム」とは、コンピューターに出す指示を順番に書き出したものです。たとえば、競技などが順番に書かれた運動会のプログラムなどを考えると分かりやすいかもしれません。
コンピューターは人間の言葉がわからないため、指示を出す際にはコンピューターが理解できる「プログラミング言語」を使います。プログラミング言語にはJavaScript、PHP、C#、C++など数多くの種類があり、全部で何百種類も存在します。スマホアプリやゲームなどもこのようなプログラミング言語を使って開発されています。
プログラミングのインターンの特徴
プログラミングのインターンの場合、即戦力となるようなプログラミングスキルを持つ学生のみを募集する企業、初心者や未経験者、文系の学生も可能とする企業など様々です。インターンを探す際には募集要項をよく確認してみましょう。
求められるプログラミングのスキルや言語は企業によって違ってくるので、ご自身のスキルや目的に合ったインターンを探してみてくださいね。
短期の場合、文系や未経験でも業務体験などに参加できる
短期インターンでも、内容によってはプログラミング経験者のみ募集のこともありますが、文系やプログラミング未経験者も参加できるものが多いです。
内容は企業によっても様々ですが、学生同士のグループワークやロールプレイングなどの形式でプログラミングの体験ができます。短期の業務体験を通じてプログラミングの理解をさらに深めたいと思った方は、プログラミングの勉強をして長期インターンの挑戦を考えてみるのもいいですね。
長期の場合、プログラミングの知識が求められることが多い
長期インターンのほとんどが社員と一緒に実務に携わる形式のため、プログラミングの一定の知識を求められることが多いです。プログラミングの知識が全くなくても参加できる長期インターンもありますが、数は少なく、その場合もある程度プログラミングの知識がある方が採用されやすいでしょう。
長期インターンに参加したい方は最低限プログラミングの基礎を勉強しておきましょう。プログラミング言語はたくさんあり、目的によっても使う言語が違ってきます。まずはインターンに参加してみたい企業がどの言語を使っているか調べてみてくださいね。
習得したい言語が決まったら学習を始めましょう。プログラミングの学習方法としては、大学の授業で学ぶ他、プログラミングスクールに通う、独学で本や無料で学べるサイトで学ぶなど様々な方法があります。
学習が進んだ段階でアプリやwebサイトといったポートフォリオ(成果物)を作成しておくとさらにいいですね。ご自身の実績にもなるので、簡単なものでもいいので作ってみましょう。
比較的オンライン勤務しやすい
プログラミングを使う業務はパソコンとネット環境があれば進められることが多いため、比較的オンライン勤務しやすくなっています。オンライン勤務の場合、時間や場所にとらわれない働き方ができるので、大学の授業やサークルなどで忙しい方もインターン業務と両立しやすいでしょう。プログラミングのインターンを探す際に、オンライン勤務できるかどうか募集要項を確認してみてくださいね。
オンライン勤務について詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご参照ください。
プログラミングを使う主な職種は?
プログラミングを使う職種として、主にエンジニア職とプログラマー職が挙げられます。エンジニア職といっても種類がたくさんあるので、ここでは最も一般的なSE(システムエンジニア)の業務をご紹介します。
SE(システムエンジニア)は顧客の要望に応じてシステムを設計する
SE(システムエンジニア)の主な仕事は、顧客の要望を聞いてまとめ、要望を実現できるようなシステムの仕様を決めて設計することです。その他にも予算やメンバーの管理といったプロジェクト全体のマネジメント業務も行います。
SEはプログラマーの上位職になるため、実際にプログラミング作業を行うよりも、顧客やプログラマー、デザイナーなどとのやり取りが多くなります。規模の小さい企業では、SEがプログラマーの仕事を兼ねることもあります。
エンジニアのインターンについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご参照ください。
プログラマーは実際にプログラミングを行う
プログラマーの主な仕事は、SEが作った仕様書に基づいて実際にプログラミングを行うことです。そのため、専門的なプログラミング言語を使いこなせる必要があり、パソコンに向かって行う仕事が多くなります。
プログラミング完了後、設計した通りにシステムが稼働するかテストを行うのも仕事です。もしも不具合が見つかり、修正が必要になった場合はきちんと稼働するまで修正作業を行います。
プログラミングのインターンで身に付くスキル
最後にプログラミングのインターンで身に付くスキルについて確認しておきましょう。
プログラミングのインターンに挑戦し、このようなスキルが身に付くように頑張ってみてくださいね。
論理的思考力
プログラミングのインターンでは、実際にプログラミング作業を行い、アプリなどの開発に携わることもあるでしょう。プログラミングを行う際には、コンピューターにどの指示をどのような順番で出したら最適かを考え、細かく指示を出していく必要があります。そのため、プログラミング作業を経験する中で、物事を筋道立てて考える論理的思考力が自然と身に付いていくでしょう。論理的思考力は、どの職種でも役立つスキルなので、身に付けておいて損はなさそうですね。
コミュニケーション能力
プログラミング業務は単独で行うものではなく、エンジニアやプログラマーなどプロジェクトメンバーと協力・連携して進めていく必要があります。その際にはコミュニケーション能力が必要になるので、プログラミングのインターンを通じて、少しずつコミュニケーション能力も身に付いていくでしょう。
問題解決能力
実際の現場で実務に携わる中で予期せぬ状況やトラブルに見舞われてしまうこともあるでしょう。たとえば、自身がプログラミングしたシステムがうまく稼働しない、納期に間に合わないなど様々なトラブルが生じた際には、臨機応変に立ち回り、状況を改善していく必要があります。このようにインターン中に起こったトラブルなどに対処していくうちに少しずつ問題解決能力も身に付いていくでしょう。
終わりに
今回はプログラミングのインターンの特徴や、プログラミングを使う主な職種、プログラミングのインターンで身に付くスキルなどについてご紹介しました。
最後に、プログラミングのインターンの特徴についてもおさらいしておきましょう。
- 短期の場合、文系や未経験でも業務体験などに参加できる
- 長期の場合、プログラミングの知識が求められることが多い
- 比較的オンライン勤務しやすい
理系や経験者の方はもちろんのこと、文系や未経験者の方も、少しでもプログラミングに興味がある方はぜひプログラミングのインターンに挑戦してみてくださいね。