有給の海外インターンおさえておきたい3つのポイント

海外でのインターンに興味のある大学生の皆さんの中には、せっかくなら有給の海外インターンに参加してみたいと思っている方もいらっしゃると思います。有給のインターンは、報酬をいただきながら海外で就労を経験できる大変貴重な機会です。

まずは有給の海外インターンについて、おさえておきたい3つの大事なポイントについてご紹介します。

・有給の海外インターンに参加すると、文化や言葉が異なるグローバルな環境で視野が広がり、努力次第で帰国後の就職活動に役立てることができます。

・実践的なビジネス英語はもちろんのこと、他の分野のスキルを向上させることも可能です。

・有給の海外インターンの場合、長期インターンで、企業の一員として社員と同じような業務を任されます。

以上の3つのポイントをおさえつつ、有給の海外インターンに参加するメリット・特徴・注意点などについて詳しくご紹介していきます。

目次

1.有給の海外インターンに参加するメリット

有給の海外インターンに参加すると、報酬をいただきながら海外で就労体験ができます。それだけではなく、文化や言葉が異なるグローバルな環境で視野を広げられるといった様々なメリットがあります。そのような貴重な経験は、就活時も入社後も活かせそうですね。

1-1.文化や言葉が異なるグローバルな環境で視野を広げられる

日本国内でインターンに参加する場合、外資系などの企業を除いては、グローバルな環境で仕事を経験できる機会はそこまで多くはありません。有給の海外インターンに参加すると、文化も言葉も違う状況で世界のビジネスというものを経験することになります。そのような環境下で日本とは異なる色々な文化や考え方を知り、グローバルな視点も身につき、視野を大きく広げることができます。

1-2.実践的なビジネス英語力を身に付けられる

特に主要英語圏の有給インターンでは、現地のネイティブの社会人と共に業務に携わるので、必然的に英語のリスニング力やスピーキング力が向上します。実際のビジネスの場で使われる専門用語やボキャブラリーも学べるので、実践的な生きたビジネス英語を習得することができます。ただし、インターン先によっては英語を使わない業務もあるので、事前にきちんと確認しておきましょう。

1-3.語学力以外にもスキルアップできる

有給の海外インターンに参加すると、ビジネス英語力だけではなく、努力次第で他の分野でもスキルアップすることができます。

インターンの場では現地の企業の一員として実践的な業務に携わることになるので、経験した業務について詳しくなります。他にも、慣れない生活の中でのストレスをコントロールする能力や異文化の中で立ち回る忍耐力、コミュニケーション能力、問題解決能力などを身に付けることも可能です。また、ビジネスマナーにおいても日本とは違う点があるので、海外でも通じるようなビジネスマナーを習得することができます。

1-4.帰国後の就職活動に役立つ

海外でのインターンで習得したビジネス英語力などのスキルは、就活においても大変役立ちます。日本の企業も語学力やコミュニケーション能力、問題解決能力などを備えている人材を重宝するからです。 ただし、海外インターンに参加しただけでは、その経験を就活に活かすことは難しくなってしまいます。現地で何を学んできたかが大切になってくるので、海外インターンには明確な目的を持って参加し、現地では積極的に頑張ってみましょう。

2.有給の海外インターンの特徴

有給の海外インターンの場合、長期で社員と同じような業務を任されることが多くなります。報酬をいただきながら、海外で長期間実務に携われる良い機会ですね。競争率は高いですが、興味のある方は挑戦してみましょう。

2-1.長期インターンの場合が多い

海外インターンには短期のものと長期のものがあり、長期インターンの場合は有給、短期インターンの場合は無給になることが多くなっています。海外で報酬をもらいながらインターンに参加したい場合は半年以上といった長期になることを念頭に置きましょう。

海外インターンの期間などについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご参照ください。

大学生向け「海外インターン」。人気の渡航先から職種まで

2-2.競争率が高い

有給の海外インターンでは現地の企業の一員として実務を経験できることもあり、特に人気のある企業のインターンへの参加は大変狭き門になっています。

特に主要英語圏のアメリカやイギリスなどでは海外からのインターン参加希望者も多いので、競争率が非常に高い傾向にあります。応募する場合には、選考への対策をしっかり行って臨みましょう。

2-3.企業の一員として社員と同じような業務を任される

有給の長期インターンの場合、短期インターンのような体験や見学といったものと違い、企業の一員として実際の業務を任されることになります。インターンとはいえ、報酬をいただく以上は社員と同じような仕事ぶりを求められます。しっかりと業務をこなすためにも英語力は必須となってくるので、渡航前に英語力も高めておきましょう。

有給の海外インターンにはこのような特徴があります。海外で長期で実務に携わる経験は就活以外にも色々な面で活かせそうですね。

3.有給の場合の報酬額

有給の海外インターンの場合、報酬はどのくらいいただけるのでしょうか。 国やインターン先の企業によっても違ってきますが、それぞれの国の最低賃金を基準にすることが多くなっているため、インターンの報酬だけで生活を維持することは難しくなります。それでも、生活費の一部は報酬でまかなえるため、無給の海外インターンや普通の留学などに比べて支出を減らすことができます。

4.有給の海外インターンに参加する際の注意点

有給の海外インターンに参加する際の注意点についてもお伝えしておきます。 インターンといっても実態はアルバイトや雑用のような仕事だったという場合もあります。参加してから気づいても遅いので、渡航前にきちんと仕事内容を調べてから参加すると、就活でも役立つような貴重な経験ができるでしょう。

4-1.事前に業務内容をきちんと調べてから参加する

渡航前にインターン先の企業の業務内容をきちんと調べておかないと、行ってから「思っていた仕事と違った」とギャップに悩む場合があります。

例えば、有給でも実態はアルバイト業務や裏方の雑用のような内容のインターンもあります。中には日本語が使えればできる仕事のため、英語が必要ない場合もあります。せっかく海外で有給のインターンに参加するのなら、英語を使う実践的な業務に携わってみたいですよね。

英語を使う仕事なのか、雑用ではない実務をさせてもらえるのか、など業務内容を渡航前にきちんと確認しておきましょう。

4-2.緊急時用のお金の準備をしておく

海外ではどんなトラブルや事故が起こるかわかりません。有給インターンで報酬がもらえるとしても、緊急時に備えて十分なお金を準備することが必要です。現金と共にクレジットカードも持参すると安心でしょう。

4-3.インターンシップビザを取得しておく

海外で有給のインターンに参加する際には、観光ビザではなくインターンシップビザか就労ビザが必要になってきます。国によっても必要なビザの種類が変わってくるので、渡航前に確認してビザを取得しておきましょう。

4-4.渡航前に英語力を身につけておく

有給の海外インターンに挑戦する場合、英語力は必須となります。現地の仕事で使うのはもちろんのこと、現地で生活する上でも英語力は欠かせません。

まずはTOEICを受けるなどして渡航前に自分のスコアを確認することをお勧めします。もしも英語力が足りないと思った場合には、渡航までにしっかり勉強しておきましょう。

4-5.大学生の場合、1年以上休学する必要がある

有給の海外インターンは長期のものが多いため、大学の休暇だけでは期間が足りないことが多くなります。そのため、大学生の場合は1年以上休学する必要があります。休学した場合には卒業が1年遅れることになり、就活の時期も変わってくるので、そのような点も考えた上で参加を検討してみましょう。

5.社会人の有給の海外インターンについて

海外インターンというと学生が参加するイメージがあるかもしれませんが、社会人の参加者も増えてきています。仕事の休暇を利用して短期インターンに参加する方、一度離職して有給の長期インターンに挑戦する方など様々です。

社会人になってから有給の海外インターンに参加することも可能なので、そういう選択肢があるということを覚えておいてくださいね。

終わりに

今回は、有給の海外インターンに参加するメリット・特徴・注意点などについて詳しくご紹介しました。

以下の3つのポイントをおさらいしておきましょう。

・有給の海外インターンに参加すると、文化や言葉が異なるグローバルな環境で視野が広がり、努力次第で帰国後の就職活動に役立てることができます。

・実践的なビジネス英語はもちろんのこと、他の分野のスキルを向上させることも可能です。

・有給の海外インターンの場合、長期インターンで、企業の一員として社員と同じような業務を任されます。 インターンは大学1年生からでも参加できるので、もしこの記事を読んで少しでも有給の海外インターンに興味を持った方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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この記事を書いた人

東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、都銀での勤務を経験。
結婚後、福井県に移住し、現在はライティング・校正の仕事に従事。
これまで海外留学・インターン・企業研究・皇室関連記事の執筆や
企業HPなどの校正業務を経験。 「インターンバンク」の記事を通じて、
大学生の皆さんの職業選びのお手伝いができれば幸いです。

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