インターンの選考を突破できる志望動機の書き方をご紹介!

大学生の皆さんはインターンに参加したことはありますか?これから参加するという方、すでに何度か参加したことがあるという方もいらっしゃるでしょう。

応募すれば全員参加できるインターンも多いですが、中には参加のために選考を設けている企業もあります。

インターン選考の際によく聞かれるのが「志望動機」です。しかし、「志望動機と言われても、何を書けばいいのか分からない」「そもそも文章を書くのが苦手だ」という方もいらっしゃるでしょう。

今回は、インターンの選考で志望動機を聞かれる理由、志望動機を書く前に準備しておきたいこと、志望動機の書き方の基本、書く際のポイントや注意点などについてご紹介します。

志望企業のインターンに参加するためにも、選考を突破できる志望動機を作成できるようにしましょう。

目次

なぜ志望動機を聞くのか?

参加人数の制限があるインターンなどの場合、選考によって参加者を決定します。

ここでは、企業側が志望動機を問う理由を確認します。

学生のインターン参加目的や熱意を確かめるため

学生がどのような参加目的を持ってインターンに応募したかを企業側は知りたがっています。特に目標もなくインターンに参加する学生よりも、きちんと具体的な目標を持って参加する学生を企業側は歓迎します。

また、企業側は学生がどのくらいの熱意を持ってインターンに参加しようとしているかも見極めようとしています。熱意のある学生の方が積極的に業務体験や実務などに参加するなど活躍が期待でき、企業側にとってもメリットがあるからです。

インターン内容と学生の参加目的がマッチしているか確認するため

インターンは1day仕事体験、短期インターン、長期インターンの3種類あり、それぞれ期間や内容、得られるものが違ってきます。

せっかく熱意があっても、インターンでできる事と学生のやりたい事や目的がマッチしていないと双方にメリットがありません。そのような事態を避けるためにも、志望動機によってインターンの内容と学生の参加目的がマッチしているかを確認する必要があるのです。

優秀な学生と出会いたいため

企業側は優秀な学生にインターンに参加してもらい、できれば本採用にもつなげたいと考えています。志望動機から学生の人柄や熱意、目的意識などがわかるので、企業側はインターン選考の際に志望動機を聞いています。

採用される志望動機を書くためには

参加目的を明確にしておく

インターンに参加する目的や学びたい事は決まっていますか?

中には「周りがインターンに応募しているから、なんとなく応募してみた」「友達に誘われたから一緒に応募した」などという理由でインターンに応募する方もいらっしゃるかもしれません。しかし、参加目的が曖昧な状態では採用される志望動機を書くのは難しいでしょう。

たとえば「インターンで社員に疑問点を直接質問したい」「グループディスカッションを通じて、志望企業の業務内容や職種について理解を深めたい」「実際のビジネスの場でマーケティングの実務を経験し、スキルを身につけたい」など、参加目的をはっきりさせておきましょう。

インターンの参加目的や得たいものを明確にしておくことで、より説得力のある志望動機を書くことにつながります。

企業が求める人物像を把握しておく

採用される志望動機を書くためには、ご自身の目的や熱意を伝えるだけではなく、企業がどのような学生を求めているかを把握しておくことも必要です。

ぜひインターンに来てほしいと思ってもらうには、企業側が求める人物像と一致していることが大切だからです。

企業ホームページやパンフレットなどで企業が求める人物像を調べておきましょう。知り合いに志望企業に勤めているOBやOGがいれば、直接聞いてみるのもいいですね。

インターンの面接の際には、ご自身のどのような点が企業側の求める人物像と一致しているかを具体的に説明できるようにしておきましょう。

なぜその企業を選んだのかを明確にしておく

同じ業界に様々な企業がある中で、なぜ志望先の企業を選んだのかをはっきりと説明できるようにしておくことも大切です。その点を企業側も知りたがっています。

どこの企業でも通用するような抽象的な志望動機では採用されるのは難しいでしょう。

採用される志望動機を書くためにも、業界・企業研究をしっかりと行い、志望先の企業の事業内容や企業理念、社風、その企業でしかできない事などを確認しておきましょう。

志望動機を書く前に準備しておきたいこと

自己分析する

志望動機を書く前にまず自己分析をしてみましょう。自己分析をすることで、ご自身の強みや弱み、価値観、興味がある分野などが分かり、自分の軸もはっきりしてきます。

インターンの志望動機を考える段階で自己分析をしておくと、後々就活の際に取り組むES(エントリーシート)の作成や面接などにも使えるので、この機会にしっかりやっておくといいですね。

また、親や親しい友人など身近な人に他己分析をお願いしてみるのもいいでしょう。自分では分からなかった意外な面を見つけるなど色々な気づきがあり、志望動機を考える際の助けにもなるでしょう。

志望企業の情報を調べておく

インターンに応募予定の企業が提供している商品、サービス、事業内容、各種制度、企業理念、採用情報、IR情報、どんな職種があるかなどについて調べておきましょう。企業ホームページやパンフレットを見るだけでなく、インターネットの情報や本、関連するニュースなどで理解を深めておくことをお勧めします。

しっかりと企業研究しておくことで志望動機を作成する材料も見つかり、やる気や熱意が伝わる志望動機を書くことにもつながります。

競合他社についても調べておく

志望する企業だけでなく、同じ業界の競合他社についても調べておきましょう。競合他社について知ることで、業界内の位置関係などがわかり、志望企業の理解もより深まるでしょう。

競合他社と志望企業との違いを把握しておくことで、「なぜ同業界の他社でなく、その企業を選んだのか」をはっきりさせることができます。

OB・OGから話を聞いてみる

大学のサークルやゼミの先輩などに志望企業に勤めている人がいたら、ぜひ話を聞いてみましょう。OBやOGの知り合いがいない場合、大学のキャリアセンターで相談してみましょう。

企業ホームページなどからは分からない生の声を聞くことができるので、より説得力のある志望企業を書くことができるでしょう。

インターンの内容や形式について把握しておく

説得力のある志望動機を作成するためにも、インターンの内容や形式についてしっかり把握しておきましょう。インターンの形式によっても内容が大きく変わってきます。

たとえば、1day仕事体験や短期インターンでは仕事体験やグループワークなどが多くなっています。長期インターンでは、ほとんどの場合、社員と一緒に実務を行うことになります。せっかく熱意のこもった志望動機を書いても、インターンの内容とやりたい事がずれていたら意味がありません。インターンの内容を把握し、ご自身の目的に合うインターンを選ぶようにしましょう。

志望動機に書く内容

インターンに参加したい理由

まずは、なぜインターンに参加したいのかを書きましょう。伝わりやすい志望動機にするためにも、まずは結論から先に書くことが大切です。

その際にご自身の今までの経験などに基づいて、どのようなきっかけでインターンに参加したいと思ったのかを具体的に書いてみましょう。

その企業を選んだ理由

インターンに参加したい理由だけでなく、志望先の企業を選んだ理由もきちんと説明しましょう。先述のように、なぜ同じ業界の他の企業ではなく、自社を選んだのかを企業側は知りたがっています。

「他社ではなく、なぜその企業でインターンをしたいのか」をはっきりと説明できると、他の学生と差別化できる志望動機になるでしょう。説得力のある志望動機を書くためにも、業界・企業研究は必須です。

インターンを通してやってみたいことや学びたいこと

最後に、インターンを通してやってみたいことや学びたいことについて具体的に書きましょう。

企業側は、何となくインターンに参加したいという学生よりも、きちんと目的意識を持って参加したい学生に来てほしいと考えます。インターンの参加目的や学びたいことを明確にしておくことで、より説得力のある志望動機を書くことにつながります。また、企業側は優秀な学生に来てほしいと考えるため、ご自身の今持っているスキルや実績、強みなどをアピールし、それを活用して業務に取り組みたいなどと書くのもいいでしょう。

書き方の基本

結論から先に書く

先述のように、志望動機を書く際には、まずは結論である「インターンに参加したい理由」から書きましょう。結論から先に書くことで内容が伝わりやすくなり、企業側にも読んでもらいやすくなります。

具体的なエピソードを含める

インターンに参加したい理由やその企業を選んだ理由などを書く際には、アルバイトやサークル活動、ゼミ、留学などの経験に基づいた具体的なエピソードを含めることも大切です。その方がより熱意を伝えやすく、説得力のある志望動機になるでしょう。

 書く際のポイント

一文を短く、簡潔に書く

志望動機を書く際には、一文を短くすることを意識しましょう。一文が長く、たくさんの内容が盛り込まれていると読みづらく、伝わりにくい文章になってしまいます。なるべく短く簡潔に伝えることを意識して書いてみましょう。

具体的に書く

抽象的で分かりにくい内容の志望動機には企業側は魅力を感じません。「成長できる」「〜に貢献したい」など、誰でも考え付くような言葉では通り一遍の志望動機になってしまいます。

具体的な数字を入れるとイメージしやすくなり、より伝わりやすくなります。適宜数字を入れつつ、ご自身の言葉で具体的に書くようにしましょう。

インターンは本選考に影響するか?

インターンは本選考にも影響するのか気になる方も多いでしょう。

インターンと本選考は別物であり、インターンが内定に直結することはほとんどありません。しかし、企業側は優秀な人材を社員として迎えたいと考えるため、優秀な学生は特別ルートや早期選考などに案内される場合があります。特にグループディスカッションなどの形式では企業側が学生の取り組む様子を見ているため、優秀な学生は早期選考などに招待される可能性があります。このようにインターンは本選考に影響する可能性があるので、志望動機を書く際には真摯に取り組んでくださいね。万が一インターンの選考に落ちてしまった場合には、本選考までに志望動機の内容を再考してみましょう。

まとめ

今回は、インターンの選考で志望動機を聞かれる理由、志望動機を書く前に準備しておきたいこと、志望動機の書き方の基本、書く際のポイントや注意点などについてご紹介しました。

志望企業のインターンに参加するためにも、選考を突破できる志望動機を作成できるように頑張ってみてくださいね。

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この記事を書いた人

東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、都銀での勤務を経験。
結婚後、福井県に移住し、現在はライティング・校正の仕事に従事。
これまで海外留学・インターン・企業研究・皇室関連記事の執筆や
企業HPなどの校正業務を経験。 「インターンバンク」の記事を通じて、
大学生の皆さんの職業選びのお手伝いができれば幸いです。

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