人気の「ホテルのインターンシップ」って?メリットや志望動機の書き方など

大学生の皆さんの中には、ホテル業界のお仕事に憧れや興味を持っている方もいらっしゃると思います。ホテル業界は、利用者にホテル内のレストランなどの飲食や宿泊といったサービスを提供する産業で、大学生に人気の高い業界です。

インターンシップは、就活前の大学3年生だけでなく、大学1年生や2年生の方も参加できます。もし少しでもホテル業界に興味がある方はぜひインターンシップに参加してみましょう。 今回はそんな皆さんのためにホテル業界のインターンシップのメリットや特徴、仕事内容、志望動機の書き方などについてご紹介していきます。

目次

1.ホテル業界のインターンシップに参加するメリット

ホテル業界のインターンシップに参加すると、就活にも役立つハイレベルのビジネスマナーを身に付けられるといった様々なメリットがあります。ここできちんとビジネスマナーを身につけておけば、他の業界でも応用が利くでしょう。

1-1.ホテル業界や詳しい業務内容について知ることができる

ホテル業界の事や詳しい業務内容については、ネットや本の情報だけではわからないことも沢山あります。実際にインターンシップに参加することで、現場の仕事の流れや雰囲気などもわかります。現場の社員から直接業務内容について教えてもらうことも可能です。 現場でしかわからないことも多いので、インターンシップは非常に貴重な経験となるでしょう。

1-2.実際に現場で働いている社会人とつながりが持てる

インターンシップに参加すると、ホテルの現場で働いている社会人の人たちとつながりができます。インターンシップがきっかけになり、就活中にアドバイスをもらえるチャンスなどもあります。インターンシップの期間中には、できるだけ社員の方々に質問したり仕事の話を聞いたりなど自分から積極的に交流してみましょう。

1-3.本選考で有利になる可能性がある

特に長期インターンシップの場合、能力の高い学生は本選考で有利になる事や、そのまま内定をもらえる事もあります。

インターンシップの期間中一緒に仕事をしていると、学生個人の人柄やスキルなどがわかってきます。ホテル側も仕事を任せられる優秀な人材を探しているため、インターンシップを通じて実績のある学生を採用することが確実だと考えます。 ホテル業界のインターンシップに参加する場合は、採用や優遇のチャンスがあることも踏まえて一生懸命に取り組みましょう。

1-4.ビジネスマナーが身につく

ホテルのインターンシップを経験すると、接客マナーなどのビジネスマナーを身につけることができます。中には接客マナーの講習を行うホテルもあります。他業種と比べてホテルの接客マナーやサービスのレベルは非常に高いので、就活においても役に立つでしょう。もちろん社会人になってからもビジネスマナーの習得は必須なので、インターンシップ中に先に学んでおくといいですね。

1-5.志望動機が明確になる

インターンシップの期間中、志望する「ホテル」という場所で働く経験をすることで、どうしてホテルで仕事をしたいのかという理由が明確になってきます。志望動機が明確になると、就活の面接も自信を持って受けることができます。

逆にインターンシップを経験する中で、思っていた仕事のイメージと違ったということもあるかもしれません。そのような場合も、事前にミスマッチを防げたということで参加した意義があるでしょう。

以上のように、ホテル業界のインターンシップに参加することで様々なメリットがあります。挑戦してみて損はないので、興味がある方はぜひ一歩を踏み出してみましょう。

2.ホテル業界のインターンシップの特徴

ホテル業界のインターンシップは、長期で実際の業務を経験できる事が多いのが特徴です。現場で生の仕事を体験することで、本やネットからはわからない生の雰囲気もわかり、色々と勉強になります。ホテル業界のお仕事が自分に合っているかも確認できますね。

2-1.長期のものが多い

ホテル業界のインターンシップは、短期と長期の両方のパターンがありますが、どちらかというと長期かつ有給とする企業が多くなっています。 有給の長期インターンシップの場合、お金をもらえるのはありがたいですが、その分責任も伴うため、企業の一員だという自覚を持って業務に真剣に取り組みましょう。

2-2.実際の業務を経験できる

他業種に比べて、ホテル業界のインターンシップでは実際に接客などの業務を経験できることが多くなっています。現場で社員の方々と一緒に働く経験をすることで、インターン先のホテルの業務内容や雰囲気などを詳しく知ることができます。現場でしか学べないことも多いので、非常に貴重な機会になるでしょう。

ホテル業界のインターンシップにはこのような特徴があります。実際の業務を経験できるのはいいですね。長期の場合は、学業やアルバイトとの兼ね合いも出てくるので、うまく調整して参加してみてくださいね。

3.ホテル業界のインターンシップの仕事内容

ホテル業界のインターンシップでは、主に接客業務と戦略や企画を考える業務を経験することができます。接客業務では、ホテルのスタッフの一員としてフロントなどでの接客の仕事を任されるので、もしホテル業界以外に就職する事になった場合にも役立つでしょう。

3-1.接客業務

まず、ホテルを訪れるお客様の接客業務です。フロントの担当を任される場合もあります。インターン生であってもホテルの従業員の一員として責任感を持って丁寧に応対することを心がけましょう。わからないことや判断に困った場合には、すぐに社員の方にサポートを求めることも大事です。

3-2.戦略や企画を考える業務

ホテル業界というと接客業務を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、接客以外にホテルの戦略や企画を考える業務も経験することができます。現場ではなくホテルの経営の部分にも関わる業務を経験できるので、貴重な経験となるでしょう。中には事業戦略の立案のグループワークなどを行う企業もあります。

どちらの業務の場合も貴重な経験ができそうですね。

企業によってインターンシップで募集する業務が違ってくるので、よく調べて興味のある業務に挑戦してみましょう。

4.海外のホテルのインターンシップについての紹介

大学生の皆さんの中には、海外のホテルへの就職に興味を持っている方もいらっしゃるでしょう。インターンシップは国内のホテルだけでなく、海外のホテルでも経験することができます。

海外のホテルのインターンシップの場合、ホテルでの業務を経験できる他に、国内とは違ったグローバルな環境で英語を使った仕事ができる可能性があります。もし少しでも興味のある方は海外のホテルでのインターンシップも視野に入れてみましょう。

大学生の海外インターンシップについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。

大学生向け「海外インターン」。人気の渡航先から職種まで

5.ホテル業界のインターンシップの志望動機の書き方

いざインターンシップの申し込みをしようとする時に、志望動機の書き方に悩む方も多いでしょう。まずは、ホテル業界で働きたい理由や応募先のホテルを選んだ理由などをきちんと書く事が大切です。そのために自己分析をしっかりやっておきましょう。

5-1.ホテル業界で働きたい理由を明確にする

ホテル業界以外にも様々なサービス業がありますが、まずはその中でなぜ「ホテル業界」を選んだのかを明確に書きましょう。皆さんがホテルに泊まった時のエピソードなどの実体験を交えて書くと、より説得力が増すのでお勧めです。

5-2.応募先のホテルを選んだ理由をきちんと書く

次に、数あるホテルの中でなぜ応募先のホテルでインターンシップをしたいのかを明確に書きましょう。他のホテルでも成り立つような志望動機では選考に勝ち抜くことは難しくなってしまいます。他のホテルとは違った魅力や良い所、感動した点などを具体的に書くと、面接官にも思いが伝わるでしょう。

5-3.ホテルでのインターンシップを通じて何を学びたいかを明記する

ただ、ホテルのインターンシップに参加したいという意欲だけでなく、その中で何を学びたいかをきちんと書くことが大切です。

ホテル側もきちんとした目的を持って参加する意識の高い学生を求めています。インターンシップに参加する際には学びたい事を明確にしておきましょう。

以上のような事に気を付けて志望動機を書いてみましょう。インターネットや本などに志望動機の参考文例なども掲載されているので、実際に書く前に参考に見てみるといいですね。

6.ホテル業界のインターンシップに参加する際の注意点

最後に、ホテル業界のインターンシップに参加する際の注意点についてお伝えします。 せっかくのインターンシップの機会なので、事前にどんな事を学びたいかを明確にしてから行くと、大きく成長できるでしょう。

6-1.ホテルのインターンシップに参加する目的・学びたい事をはっきりさせておく

明確な目的や学びたい事がはっきりしないまま参加すると、ただホテルのインターンシップに参加したという自己満足だけで、特に成果がないまま終わってしまう可能性もあります。インターンシップに参加するだけではなく、そこで何を学んでくるかが大切です。

6-2.ホテル業界の事や業務内容についてあらかじめ勉強しておく

参加前にホテル業界の事やインターンシップ先のホテルの業務内容をきちんと調べておかないと、参加後に「思っていた仕事と違った」とギャップに悩む場合もあります。 また、ホテル業界や業務内容について勉強しておくと、インターンシップ中の理解も深まるので、本やネットの情報などで準備しておくといいですね。

6-3.ホテルのスタッフの一員という自覚を持って行動する

インターン生といえども、インターンシップ中はホテルのスタッフの一員という扱いになります。お客様にとってはインターン生かどうかは関係ないので、軽い気持ちではなくスタッフの一員だという自覚と責任感を持った行動を心がけましょう。

6-4.指示を待つだけでなく、自分で考えて積極的に行動する

せっかくホテルのインターンシップに参加できても、スタッフからの指示を待ち、与えられた仕事だけをするのでは成長できません。今必要な事は何かを自分で考え、積極的に行動することが大事です。そういった前向きな行動が今後の就活の面接や社会人になった後にも役立つので、前向きに頑張ってみましょう。

6-5.身だしなみに気を付ける

ホテルでの接客業務を経験する場合、身だしなみには特に気を付ける必要があります。お客様はホテルスタッフの身だしなみを見ています。お客様に不快な思いをさせないよう、 服装はもちろんのこと、髪や爪、メイクなどにも気を付けて清潔感のある装いをすることが大切です。

ホテル業界の接客レベルは高く、身だしなみにも特に気を配る必要がある事がわかりましたね。ここできちんと清潔感のある装いをできるようにしておくと、他の業界でも一目置かれるので、ぜひ頑張ってみてくださいね。

終わりに

今回は、大学生が参加できるホテル業界のインターンシップについてご紹介しました。 インターンシップは大学1年生からでも参加できるので、もしこの記事を読んで少しでもホテルのインターンシップに興味を持った方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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この記事を書いた人

東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、都銀での勤務を経験。
結婚後、福井県に移住し、現在はライティング・校正の仕事に従事。
これまで海外留学・インターン・企業研究・皇室関連記事の執筆や
企業HPなどの校正業務を経験。 「インターンバンク」の記事を通じて、
大学生の皆さんの職業選びのお手伝いができれば幸いです。

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