ゲーム会社のインターンについて

今や子供から大人にまで絶大な人気を誇るゲーム。特にゲーム好きの方の中には、将来ゲームクリエイターになりたい、制作に少しでも関わってみたいなどと考えている方もいるでしょう。ゲーム会社はとても人気のある業界の一つです。今回はそんなゲーム会社のインターンについてお伝えしていきます。

目次

ゲーム業界とは

 まず、ゲーム業界とはどのような業界でしょうか。ゲーム業界とは、家庭用のゲームソフトやゲーム機、ゲームセンターにあるゲームなどを開発・販売している業界のことです。近年、スマートフォンの普及に伴い、特にスマホゲームアプリやオンラインゲームの市場が急成長しています。

ゲーム会社のインターンへの参加方法

 ゲーム会社のインターンに参加するためには、主に4つの方法があります。それぞれについて見ていきましょう。

①就活サイトを利用

 一番定番なのがこの方法です。リクナビやマイナビといった就活サイトには多くの情報が掲載されているので、一度に多くの情報を収集するのに便利です。各サイトによって特徴が違うので、複数のサイトを見てみることをお勧めします。

②企業のHPから直接応募

 インターンに行ってみたいゲーム会社が決まっている場合は、企業のHPもチェックしてみましょう。中には就活サイトにインターン情報を載せていない企業もあるため、確認は必須です。

③インターン専用サイトを利用

 インターンに特化している情報サイトや検索サイトも見てみましょう。インターン専用というだけあって情報が豊富なので、行ってみたいインターン先が見つかるかもしれません。

④大学を通じて応募

 大学生や大学院生の方は、大学を通じてインターンに参加することも可能です。大学のキャリアセンター経由で応募したり、大学の授業科目として応募することもできます。大学の授業科目の場合はきちんと単位ももらえます。

ゲーム会社のインターンの種類

 ゲーム会社のインターンは、大きく3つの種類に分けられます。会社や職種によって募集するインターンの種類が違ってくるので、事前によく調べておきましょう。 

①業務体験型 

 学生に実際の業務を体験してもらうために、会社側で簡単な業務体験プログラムを準備しているタイプです。ゲーム会社の場合、主にデザイナーやエンジニアなどの技術職対象で、実際のゲーム開発現場で補助的な業務を体験することができます。仕事内容や職場の雰囲気もわかり、働くイメージもわくので、参加者の満足度が最も高い形式といえます。 

②講義セミナー型

  講義やセミナーの形式で参加するタイプで、座学でグラフィックやプログラミングなどの知識を教えてもらったり、実際にゲーム開発などの業務に携わっている社員の講演を聞くといったタイプです。興味のある業界や会社の知識を深めたい人にはお勧めの形式です。

③グループワーク型

 実際の業務内容に即した内容のテーマが提示され、課題に対する解決方法について学生同士のグループディスカッションやグループワークなどを行うタイプです。

こういった活動を通じて自分の頭で考える体験ができるので、実際に社会人になってからも役に立つスキルを身に着けられる形式です。少しでも興味のある方はぜひ挑戦してみてくださいね。

ゲーム会社のインターンの仕事内容

 ゲーム会社のインターンの仕事内容は大きく3つに分けられます。それぞれについて見ていきましょう。

①プランナー

「プランナー」とは、どのようなゲームを作るかを企画をする、ゲーム作りの最初の工程に当たる仕事で、「企画」や「ゲームクリエイター」と呼ばれることもあります。ただ面白いゲームを発案すればいいというわけではなく、そのゲームを作る理由なども考えて企画することが必要になってきます。ゲームの企画を文章にまとめる能力や行動力、幅広い知識も求められる職種です。インターンは、主に1日や1週間くらいの期間で行われることが多くなっています。

②エンジニア 

「エンジニア」とは、「プランナー」が企画したゲーム内容をプログラミングし、実際に動くように制作する仕事です。プログラミング言語やゲームエンジンなどを使ってゲームをコーティングしていき、完成後も動作不良やバグの有無まで確認します。この職種では、プログラミングが必須になってくるので、プログラミング言語の知識がある方が求められます。「エンジニア」はインターン募集のメインとなっていて、経験者対象のインターンでは、例えばゲームのプログラムの作成体験やプログラミングの補助、デバッグなどを経験することができます。

③グラフィックデザイナー 

「グラフィックデザイナー」とは、ゲーム中のキャラクターや背景、アイテムなどをゲームの企画やストーリーに合うようにデザインする仕事です。デザイン次第でゲームの印象や世界観が変わり、ユーザーからのゲームへの評価にも大きく関わってくるので、やりがいがあるでしょう。インターンでは、現場の社員と一緒にゲームのデザイン案やキャラクター案作りなどを経験することができます。

ゲーム会社のインターンに参加するメリット 

①実際にゲーム作りに携わる経験ができる

 普段、なかなかゲーム作りの現場を体験できないので、インターンへの参加は実際にゲーム作りに携わる絶好の機会です。特に長期のインターンに参加した場合には、チームの一員となって制作に携われる可能性が高くなるので、ゲーム制作の現場の雰囲気を見るという貴重な経験ができます。実際にゲーム会社で働いているイメージもわきやすくなるでしょう。

②必要とされるスキルを身に着けられる

 ゲーム会社の業務は専門的な知識やスキルが求められるものが多いため、インターンでの実務を通して実際の業務に必要なスキルを身に着けることができます。インターンの経験を通じて入社までに必要な知識もわかってくるので、就活に向けて対策も立てやすくなるでしょう。

③業務について詳しく知ることができる

 会社説明会やOB・OG訪問などを通して会社の業務内容を知ることはできますが、それはあくまで人から聞いた話です。インターンでは、自分が生の現場で仕事を経験することによって多くの情報を得られ、業務についても詳しく知ることができます。現場で経験することでしかわからないことも多いので、非常に貴重な経験となります。ゲーム会社が本当に自分に合っているかを判断する良い材料にもなるでしょう。 

④実際に働いている社会人とつながりが持てる

 アルバイト先などで社会人と接する機会はあっても、様々な年代の社会人と接する機会はそう多くはないと思います。インターンに参加することで多くの社会人と関わることになります。インターンがきっかけになり、就活中にアドバイスをもらえたり、社会人の交流会に呼んでもらえるチャンスもあります。インターン中にはできるだけ社員の方々に質問したり仕事の話を聞いたりなどして、積極的に交流してみましょう。 

⑤就活に必要なコミュニケーション能力を身に着けられる

 コミュニケーション能力は就活においても非常に重要になってくるスキルの一つで、会社の人事担当者もまずチェックする部分です。コミュニケーション能力とは、挨拶ができる、人の話をきちんと聞ける、人の目を見て話せる、きちんと相槌が打てるといった基本的なスキルのことを言います。当たり前のようですが、できない人が多いのが現実です。社会に出たら、まずコミュニケーション能力が必須となるので、インターンの現場においてその重要性を実感するでしょう。インターン現場で色々なことを経験するうちにコミュニケーション能力は上がってくるので、就活でも有利になります。 

終わりに

 今回は人気のゲーム会社のインターンについてご紹介しました。ゲームに関するお仕事に少しでも興味のある方は、情報を調べて是非インターンに参加してみてくださいね。多くの貴重な経験ができると思います。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、都銀での勤務を経験。
結婚後、福井県に移住し、現在はライティング・校正の仕事に従事。
これまで海外留学・インターン・企業研究・皇室関連記事の執筆や
企業HPなどの校正業務を経験。 「インターンバンク」の記事を通じて、
大学生の皆さんの職業選びのお手伝いができれば幸いです。

目次
閉じる