テレビ業界だけでない「ディレクター」職のインターン!種類ごとに詳しくご紹介

大学生の皆さんの中には、ディレクターのお仕事に興味や憧れを持っている方もいらっしゃると思います。ディレクターというと、「テレビディレクター」などテレビ業界を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、それ以外にもディレクターには種類があることをご存じでしょうか?

テレビディレクターの他にも、たとえば、Webディレクター、映像ディレクター、イベントディレクター、空間ディレクター、クリエイティブディレクター、アートディレクター、音楽ディレクター、ゲームディレクターなど様々な種類が挙げられます。

その中でも特にインターンの募集が多いのは、Webディレクター、テレビディレクター、イベントディレクターです。 今回はその3つのディレクター職それぞれの仕事内容や特徴、ディレクターのインターンで身に付くスキルなどについてご紹介します。

目次

ディレクターとは

「ディレクター」とは様々な制作現場における責任者としてプロジェクトの指揮・監督、チームの管理、メンバーへの指示出しなどを行う仕事です。楽団の指揮者のようなイメージと考えると分かりやすいかもしれませんね。

ディレクターはチームメンバーの仕事の進捗状況を見つつ、進行管理や調整、指示出し、円滑に業務を進められるような環境づくりなど様々な業務に携わります。

ディレクターの種類

ディレクターの種類はたくさんありますが、ここでは特にインターンの募集が多い3つの種類のディレクター職をご紹介します。

Webディレクター

Webディレクターとは、主にWeb業界でWebコンテンツ制作の指揮・監督業務を行う職業です。具体的には、クライアントから要望を聞き、WebプログラマーやWebデザイナー、Webライターなどのスタッフへの指示や管理、プロジェクトの進行管理などの業務を行い、クライアントの要望を叶えられるようなWebコンテンツを作っていきます。

他にも、Webサイトの企画や提案、プロジェクトに参加するメンバーの選定、クライアントとの調整、Webコンテンツの品質管理といった業務にも携わります。

テレビディレクター

テレビディレクターとは、テレビ番組制作現場で指揮・監督・管理などを行う職業です。具体的には、番組の企画立案、スケジュール調整、スタッフの選出、人材の配置決め、出演者への演技指導、照明やカメラマンなどのスタッフへの指示出しや調整、演出方法の考案、収録したVTRの編集といった多岐に渡る業務に携わり、より良い番組が完成するように努めていきます。どれだけ良い番組が作成できるかがテレビディレクターの腕の見せ所とも言えるでしょう。

最初からテレビディレクターの仕事に就けるわけではなく、何年かAD(アシスタントディレクター)として現場で下積みの経験を積んでからとなります。

イベントディレクター

イベントディレクターとは、各種イベントの指揮や進行管理、運営などを行う職業です。具体的には、会場や備品などの手配、スタッフの配置決めや管理、クレーム対応といった業務を行いながら、イベントが円滑に進むようにしていきます。

イベントディレクターは主に結婚式場やホール運営会社、イベント企画会社などで活躍できる仕事です。

Webディレクターのインターン

Webサイトの企画や提案、制作管理に携われるのが一番のやりがい

Webディレクターのインターンでは、Webサイトの企画や提案、制作管理といった業務を経験することができます。具体的には、Webコンテンツの企画、スケジュール調整、プロジェクトメンバーの選定、メンバーの業務の進行管理や指示出し、制作物の品質管理などの業務に携わり、クライアントが満足するような品質の高いものを納期までに仕上がるように管理します。Webサイト公開後もアクセス数などを見ながら、改善するべき箇所がないか確認し、改善点があれば改善するのも仕事です。Webディレクターの腕次第で制作物の出来が変わってくるので、やりがいがありそうですね。

Webディレクターはお客さんとのセッションや社内の調整などの業務に携わることも多いため、コミュニケーションスキルも身に付けられるでしょう。

オンライン勤務しやすいため、時間や場所にとらわれず働きやすい

Webディレクターのインターンは、特にWebメディア関連の企業の募集が多い傾向にあります。Webメディア関連のディレクション業務の場合、パソコンとネット環境があれば進められることが多いため、比較的オンライン勤務しやすいでしょう。

オンライン勤務の場合、時間や場所にとらわれず働けるので、大学の授業やサークルなど他の活動との両立もしやすくなりそうですね。インターンを探す際に、オンライン勤務可能かどうか確認してみてくださいね。

オンライン勤務について詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご参照ください。

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テレビディレクターのインターン

なかなか経験できないテレビ番組制作に携われる

テレビディレクターの長期インターンでは、普段なかなか経験することができないテレビ番組制作に携わることができます。たとえば、AD(アシスタントディレクター)として会議資料の制作、ロケの撮影準備や段取り、スタッフの食事の手配、番組の編集補助など様々な業務を経験できます。

インターンは未経験でも可能とする企業もあるので、少しでも気になる方はぜひ応募してみましょう。

長期インターンの場合、アシスタント業務から始めることが多い

テレビディレクターの長期インターンでは、前述のように、まずはAD(アシスタントディレクター)としてアシスタント業務に携わり、経験を積んでいくことが多いです。やる気次第ではアシスタント業務以外にも業務の幅が広がっていく可能性があるので、ぜひ頑張ってみてくださいね。

イベントディレクターのインターン

仕事体験などを通じて企業や社員の雰囲気を知り、入社後の仕事をイメージできる

イベントディレクターの場合、長期インターンの募集はほとんどなく、1dayや短期のインターンに参加する形になります。その場合、企業業務の体験や社員との座談会などで実際に企業や社員の雰囲気を知ることができるので、入社後にどんな仕事に携わるのかイメージしやすいでしょう。ご自身が本当にその業界や企業を目指しているのか再確認することもできそうですね。

短期インターンの募集が多いため、複数の企業の業務を体験できる

前述のように、イベントディレクターのインターンは11dayや短期のものが多いため、短期間に複数の企業の業務を体験することができます。忙しくてなかなか時間が取れない方も参加しやすいでしょう。イベントディレクターの短期インターンを募集している企業はたくさんあるので、複数のインターンに参加して比較してみるのもいいですね。

イベントディレクターのインターンは短期のものがメインですが、長期インターンに参加してみたい方は、長期の募集がないかどうか企業に問い合わせてみましょう。

ディレクターのインターンで身に付くスキル

最後にディレクターのインターンで身に付くスキルについて確認しておきましょう。

ディレクターのインターンに挑戦し、このようなスキルが身に付くように頑張ってみてくださいね。

マネジメント能力

ディレクターのインターンで、プロジェクトの企画やチームの選定、チームメンバーへの指示出し、プロジェクトの進捗管理や調整といった業務を経験していくうちに徐々にマネジメント能力が身に付いていくでしょう。マネジメント能力は、就職後も役立つスキルなので、身に付けておいて損はなさそうですね。

コミュニケーション能力

ディレクターは1人でできる仕事ではなく、クライアントやプロジェクトチームメンバーなど多くの人とやり取りしながら進めていく仕事です。たとえば、クライアントからの要望を正確に把握し、プロジェクトの遂行のためにチームメンバーに適切な指示を出し、全体をまとめていく際などにもコミュニケーション能力が必要です。ディレクターのインターンを通じて、コミュニケーション能力も少しずつ身に付いていくでしょう。

問題解決能力

ディレクター業務に携わる中でトラブルや危機に見舞われることもあるでしょう。

たとえば、プロジェクトが思っていたように進まない、納期に遅れそう、スタッフの仕事配分が偏っていたなど様々なトラブルが起きた場合、適切に判断し、臨機応変に動いて状況を改善する必要が出てきます。このようにトラブルに対応しているうちに問題解決能力も身に付いていくでしょう。

終わりに

今回は特にインターンの募集が多いWebディレクター、テレビディレクター、イベントディレクターの仕事内容や特徴、ディレクターのインターンで身に付くスキルなどについてご紹介しました。

この記事を読んでディレクターのインターンに興味を持った方は、ぜひインターンを探して応募してみてくださいね。

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この記事を書いた人

東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、都銀での勤務を経験。
結婚後、福井県に移住し、現在はライティング・校正の仕事に従事。
これまで海外留学・インターン・企業研究・皇室関連記事の執筆や
企業HPなどの校正業務を経験。 「インターンバンク」の記事を通じて、
大学生の皆さんの職業選びのお手伝いができれば幸いです。

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