大学生の皆さんは、秋にもインターンに参加できることをご存じでしょうか?
インターンというと、夏や冬に参加するイメージがあるかもしれませんが、秋にもインターンに参加することができます!
秋のインターンは「オータムインターン」とも呼ばれますが、他の時期よりも応募する学生が少ないため、倍率が低く、狙い目です。
そのような「オータムインターン」に参加するメリットを4点ご紹介しておきましょう。
- 夏には募集がなかったインターンに参加できる可能性がある
- サマーインターンよりも倍率が低め
- 1dayや短期のものが多いため、複数の企業の業務を体験できる
- 就活生の場合、夏よりも本選考に有利になる可能性がある
今回は、オータムインターンの特徴や参加メリット・デメリット、オータムインターンのスケジュール、参加までの流れなどについてご紹介します。
オータムインターンとは?
オータムインターンとは、主に9月下旬~11月頃に開催されるインターンのことです。ここでは、オータムインターンの特徴や期間などについてご紹介します。
オータムインターンの特徴
オータムインターンは大学の授業期間中に開催されることもあり、夏などに比べて応募する学生が少なく、比較的競争率が低いという特徴が挙げられます。
夏と秋両方でインターンを募集する企業もあるので、夏にインターンに参加できなかった方が再挑戦することもできますし、夏に参加した方が再度同じ企業のインターンに応募できる場合もあります。このようにオータムインターンには様々な活用方法があります。
コロナ禍の影響もあり、オータムインターンがオンライン開催となることも多いです。オンラインインターンについて知りたい方は、ぜひこちらの記事もご参照ください。
オータムインターンの期間
企業によっても違ってきますが、全体的にオータムインターンは1dayや短期のものが多い傾向にあります。中には通年で募集している3ヶ月以上の長期インターンもあるので、ご自身の目的や行ってみたい企業などを考えた上で、どのくらいの期間のインターンに参加したいか考えてみましょう。
大学1、2年生も参加できる?
オータムインターンはサマーインターンなどと同様に就活生向けというイメージがあるかもしれませんが、大学1、2年生も参加することができます。
「大学1、2年生歓迎」「学年不問」というオータムインターンもたくさんあるので、興味のある業界・企業のインターンがあるかどうか探して応募してみてくださいね。
どういう学生がオータムインターンを活用するといいか?
オータムインターンは特にどういう学生が活用するといいでしょうか?
特に以下のような学生の方向けといえるでしょう。
- 倍率が低く、参加が狙い目の秋にインターンに挑戦してみたい大学1、2年生
- サマーインターンの選考に落ちてしまい、秋に再挑戦したい方
- 短期間に複数の企業の業務体験をしてみたい方
- 早めに選考に慣れておきたい就活生 ・就活の本選考を有利に進めたい就活生
オータムインターンはサマーインターンなどと比べて倍率が低くなるため、狙い目と言えます。まだインターンに参加したことがない大学1,2年生の方もこの機会に挑戦してみましょう。
インターンに応募したことがある方の中には、残念ながらサマーインターンの選考に落ちてしまった方もいらっしゃるでしょう。そういう方も諦めずに再度オータムインターンに挑戦してみましょう。
また、先述のように、オータムインターンは1dayや短期のものが多いため、短い期間で複数の企業のインターンに参加しやすいのも特徴と言えます。短期のインターンでは、グループワークやロールプレイングなどを通じて業務体験をする機会もあるので、インターン先の企業の仕事内容や雰囲気について知ることができます。その業界や企業との相性も確認できそうですね。
就活生の方は、秋にインターンの選考を経験しておくことで、就活に向けて早めに選考に慣れておくことができます。インターンでの取り組みが評価されると、本選考で優遇される可能性もあるので、参加した際には真摯に取り組みましょう。
短期インターンの他にも、通年で募集されている3ヶ月以上の長期インターンもあるので、給料をもらいながら長期で実務に携わってみたいという方は、ぜひ長期のインターンに挑戦してみてくださいね。
オータムインターンに参加するメリット
夏には募集がなかったインターンに参加できる可能性がある
業界や企業によってインターンを開催する時期が違うため、多くの企業がインターンを開催する夏にはインターンを募集せず、秋や冬にのみ募集するという企業もあります。
ご自身が行きたい企業のインターンの募集が夏にはなかった場合でも、秋にはあるかもしれないので、企業ホームページや求人サイトなどをこまめにチェックしておきましょう。
夏とは違った企業が秋にインターンを募集していることも多いので、業界・企業研究中の大学1,2年生の方もインターンの募集情報を確認しておくといいですね。
サマーインターンよりも倍率が低め
サマーインターンは夏休み中に開催されることもあり、学生が参加しやすいため、倍率がかなり高くなることも多々あります。選考に落ちてしまい、全く参加できなかったという方もいらっしゃるかもしれません。
それに対し、オータムインターンの選考時期はサマーインターンと重なっていて、さらにインターンは大学の授業期間中に開催されるため、サマーインターンよりも応募する学生が少ない傾向にあります。そのため、サマーインターンよりも比較的倍率が低めです。
サマーインターンで選考に落ちてしまったという方もぜひオータムインターンに再挑戦してみましょう。
1dayや短期のものが多いため、複数の企業の業務を体験できる
先述のように、オータムインターンは1dayや短期のものが多いため、短い期間で複数の企業の業務を体験することが可能です。インターンの内容はグループワークやロールプレイングでの企業業務の体験、社員との座談会、オフィスの見学などが多くなっています。業務内容や社員の雰囲気などを知ることができるので、入社後の仕事のイメージもしやすいでしょう。人事担当者や先輩社員と話す機会があった場合は積極的に質問をしてみることをお勧めします
1dayや短期のインターンの場合、大学の授業などで忙しくて時間が取りにくいという方も比較的参加しやすいでしょう。同じ業界の複数の企業のインターンに参加して、比較してみるのもいいですね。
就活生の場合、夏よりも本選考に有利になる可能性がある
夏の時期よりも本選考に近いこともあり、オータムインターンを募集する企業の中には優秀な学生を早い段階で囲い込んでおきたいと考える企業が出始めてきます。そのため、インターンで優秀だと認められた学生は、選考が一部免除されたり、早期に内定をもらえる可能性もあります。
オータムインターンに参加するデメリット
大学の授業などとの両立が大変な場合がある
オータムインターンは大学の授業期間中に開催されるため、大学の授業やサークルなどとの両立が大変になる可能性があります。インターンを中心にして授業がおろそかになり、必要単位を落としてしまうようでは本末転倒です。留年するとせっかく内定をもらっても取り消されてしまうので、ご注意ください。
学生の本分は学業なので、きちんとスケジュール管理をして、無理のない範囲でインターンに参加してみてくださいね。
倍率は低めでも選考突破できるとは限らない
オータムインターンはサマーインターンなどよりも倍率が低めですが、必ずしも選考突破できるわけではないので注意しましょう。応募者の中にはサマーインターンを経験している学生がいることもあり、全体的に学生のレベルが高くなります。倍率が低いからと安心せずに、しっかりと対策をしてインターンの選考に臨みましょう。
就活生向けのインターンには大学1、2年生は参加できない場合がある
オータムインターンを本選考の一環と位置づけている企業もあるので、その場合は就活生のみがインターンの募集対象となる場合があります。インターンを探す際に、参加条件の項目などをしっかり確認しておきましょう。
オータムインターンのスケジュール
オータムインターンのスケジュールについても確認しておきましょう。インターンの募集日程などは企業によって異なるので、必ず企業ホームページや求人サイトの情報も確認してみてくださいね。
募集時期は7月~9月中旬
7月~8月頃にオータムインターンに関する情報を公開し、7月~9月中旬にインターンを募集する企業が多くなっています。他の時期のインターンよりも募集期間が短めで締め切りが早いので、応募しそびれたということがないようにまめに情報を確認してみてくださいね。
この時期はサマーインターンに参加している方もいらっしゃるでしょう。その場合は、同時にオータムインターンの応募や選考対策などをすることになるので、きちんとスケジュール管理をして準備を進めましょう。
選考時期は8月~9月
多くの企業がオータムインターンの選考を8月~9月頃に実施します。ES(エントリーシート)やWebテスト、面接などの対策をしっかりと行い、万全な状態で選考に臨みましょう。
参加時期は9月中旬~11月頃
オータムインターンの参加時期は、9月中旬~11月頃のことが多くなっています。
企業によってインターンの実施時期が違ってくるので、参加する企業のオータムインターンの日程を把握しておきましょう。
オータムインターン参加までの流れ
オータムインターンに参加する企業選びから応募、選考、参加までの流れについても確認しておきましょう。
自己分析などをして企業を選ぶ
参加したいオータムインターンを選ぶ前にぜひ自己分析をしておきましょう。
この時期に自己分析をしておくことで、自分の価値観、強みや弱み、適性がありそうな仕事、興味・関心がある分野などが分かってくるので、ご自身に合うオータムインターンを探す際にも役立ちそうですね。早めに自己分析をしておくと、就活で使うES(エントリーシート)の作成や面接などにも活用できるので、この機会を利用して取り組んでおくといいでしょう。
オータムインターンを選ぶ際にはぜひ複数の方法で探し、その中からご自身に合いそうなインターンを選んでみてくださいね。インターンを探す方法としては、 求人サイトや企業ホームページ、SNS、逆求人サイト、インターン専用サイトなどから探す方法、 大学の授業やキャリアセンターで探す方法、先輩や知人などから紹介してもらう方法などが挙げられます。
希望する企業のインターンに応募する
ご自身が参加したいオータムインターンを選んだら、応募してみましょう。
応募方法は、求人サイトなどからエントリーする方法、企業ホームページから直接応募する方法など様々です。希望する企業のインターンの応募方法を確認しておきましょう。
選考がある場合、選考を受ける
オータムインターンの応募が締め切られた後は選考に入ります。選考方法や内容は企業によっても異なりますが、サマーインターンなどと同様にES(エントリーシート)などの書類選考、SPIなどのWebテスト、個人面接、グループ面接、グループディスカッションなどが挙げられます。ご自身が応募する企業の選考の有無や方法などについてきちんと確認し、選考がある場合は対策しておきましょう。
コロナ禍により、オンラインで選考をする企業も増えてきています。オンラインの場合は対面の場合と違ったマナーや方法があるので、別の対策が必要になってきます。
オンラインインターンやオンライン面接におけるマナーについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご参照ください。
オータムインターンに参加する
選考に合格したら、オータムインターンに参加できます。インターンに参加する前に「オータムインターンでどんなことを学びたいか」「何のためにこの企業のオータムインターンに参加するのか」などといった参加目的をはっきりさせておきましょう。
また、参加した際には指示を待つだけでなく、自分で考えて積極的に行動し、疑問点をすぐに質問してみるなど、充実したオータムインターンになるように努めてみてくださいね。
オータムインターンには何社くらい参加すべき?
オータムインターンの参加目的によって、何社のインターンに参加すべきかが変わってきます。1dayや短期のインターンは期間が短いので、できるだけ複数の企業のインターンに参加して比較検討してみるのも1つの方法です。3ヶ月以上の長期のインターンに参加する場合は1社に絞ってじっくりと実務を経験する形になるでしょう。
秋は大学の授業などもあって忙しい時期なので、無理なくできる範囲で参加してみましょう。
オンラインで参加できるオータムインターンの場合は、移動時間がかからないので、複数のインターンに参加しやすくなります。対面では参加しにくい遠方の企業のインターンにも参加が可能になるので、オンライン形式のオータムインターンも活用してみるといいですね。
終わりに
今回は、オータムインターンの特徴や参加メリット・デメリット、オータムインターンのスケジュール、参加までの流れなどについてご紹介しました。
最後に、秋にインターンに参加するメリットをおさらいしておきましょう。
- 夏には募集がなかったインターンに参加できる可能性がある
- サマーインターンよりも倍率が低め
- 1dayや短期のものが多いため、複数の企業の業務を体験できる ・就活生の場合、夏よりも本選考に有利になる可能性がある
ぜひ狙い目の秋にオータムインターンに参加して、実りある経験をしてみましょう。