大学生がデザイナーとしてインターンで参加するには?

就活中の皆さんの中には「デザイナー」というお仕事に興味や憧れを持っている方もいらっしゃると思います。デザイナー職は高いスキルが求められる専門職で、非常にやりがいのあるお仕事です。 今回はそんなデザイナーのインターンについてご紹介していきます。

目次

デザイナーのインターンの参加方法

デザイナーのインターンに参加するためには、主に4つの方法があります。 それぞれについて見ていきましょう。

求人サイトから応募

まずはリクナビやマイナビといった就活サイトやインターン専門の求人サイトなどを見てみましょう。数多くの企業の情報が載っているので非常に参考になります。特に大手の就活サイトは情報整理にも役立つため、使える機能は使ってみることをお勧めします。 ただ、こういった求人サイトに載っている情報は全てではないので、他の情報源も探してみましょう。

企業のHPから応募

既に行きたい企業が決まっている場合には、企業のHPも見てみましょう。HPから直接インターンに応募できる企業もあります。中にはリクナビなどの就活サイトに情報を掲載しない企業もあるので、必ず確認しましょう。

大学経由で応募

大学のキャリアセンターは就活情報の宝庫です。インターンに関しても数多くの情報が集まっています。就活サイトに載っていない求人票もあるので、利用することをお勧めします。また、大学にインターン関連の授業科目があれば、履修すると単位として認定されます。インターンに興味がある方は、大学にそういう授業がないか確認してみましょう。

知人の紹介で応募

その他に知人に紹介してもらうという手段もあります。もしインターンを紹介してくれそうな知人がいる場合は是非お願いしてみましょう。知人が間に入ってくれることで安心感もあります。

デザイナーのインターンの種類

デザイナーのインターンは、大きく3つの種類に分けられます。 それぞれについて見ていきましょう。

1day仕事体験( 1day インターン)

1日もしくは半日で完結するタイプの仕事体験です。会社の説明会や社員紹介、先輩社員との座談会などを行うことが多いです。中にはグループディスカッションやワークショップなどが組み込まれるパターンもあります。

短期インターン

2日間から1ヶ月くらいのインターンです。業界や企業についての講義を受けたり、インターン生同士でグループになって与えられたテーマの作品作りに取り組むという形態が多くなっています。中には選考の一環と考えている企業もあるので、そのつもりで参加してみましょう。

長期インターン

3か月以上の長期間のインターンです。専門職であるデザイナーのインターンでは、この形態が多くなっています。 長期インターンでは、実際に社員の方と一緒にデザイナーの業務を経験することができます。現場でしか学べないことも多く、大きく成長することが期待できます。

デザイナーのインターンの仕事内容

デザイナーのインターンといっても様々な職種があり、それぞれ仕事内容も変わってきます。今回はインターンで経験できる具体的な仕事内容について見ていきましょう。

Webデザイナー

デザイナーのインターンの中で最も多いのがWebデザイナーの仕事です。

Webデザイナーのインターンでは、主にWebサイトの構成のデザインをします。

具体的には、Webサイトのレイアウトを大まかに決めた上で、ロゴや配色、アイコンの配置などを決めていき、最終的にレイアウトに沿ってコーディングを行います。

デザインの仕事には細やかな調整が要るので、根気も必要な業務と言えます。 Webデザイナーの仕事をする際には、HTMLやCSS、Photoshop、Illustratorなどの知識が必要になってくるので、しっかり勉強しておきましょう。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは、主に紙の媒体のデザインの企画や制作に携わります。

具体的には、コピーライターやイラストレーターと一緒に企画内容やターゲットなどを把握した上で、商品のパッケージデザイン、ポスターや新聞雑誌など広告に関わるデザイン、会社のロゴやシンボルマークの制作などを行います。

Webデザイナー同様、細やかな調整も必要となるので、根気の要る仕事です。

また、こういった業務はパソコン上で行われるため、PhotoshopやIllustratorなどの知識も必要となります。事前にきちんと勉強しておきましょう。

アプリデザイナー

アプリデザイナーは、主にスマホアプリのUIに関するデザインをします。特にスマホアプリのデザインはユーザーの反応がすぐにわかるので、迅速な対応や改善も求められます。アプリデザイナーの仕事では、デザイン以外にもスマホアプリの基本的な制作に関する知識も必須のため、OSや開発方法に関する知識も必要になってきます。 こちらの業務でもPhotoshopやIllustratorのスキルが要る場合もあるので、勉強しておくと確実です。

イラストレーター

イラストレーターは、クライアントの要望に沿ってキャラクターを作ったりイラストを描いたりします。描くものは風景から可愛らしいキャラクターまで様々です。 画用紙などに直接描く場合とパソコン上で描く場合とがありますが、パソコンを使ってクライアントとやり取りする事が多くなるため、基本的なパソコンの知識は必要です。イラストレーターの場合もPhotoshopやIllustratorなどのスキルを身に着けておいて損はないでしょう。

デザイナーのインターンに参加するメリット

最後に、デザイナーのインターンに参加するメリットを5つご紹介します。

現場のプロから仕事を教わることができる

デザイナーの仕事は専門的なスキルが必要とされるため、普段なかなか人に教わることが難しいのが現実です。 しかし、特に長期インターンに参加した場合には、現場のプロのデザイナーから仕事の流れやコツなどを教わることができます。

デザイナーの仕事は、知識だけではなく直接現場で見て実際に手を動かして学べることが非常に多くなってきます。プロの仕事を間近に見ながら業務に携わることでスキルアップにも繋がります。このような貴重な経験はインターンでしかできないので、少しでも興味のある方は参加してみましょう。

モチベーションアップに繋がる

インターンに参加すると、実際に企業で働いている先輩デザイナーや同じ志を持つ就活仲間と出会えます。インターン先では先輩のデザイナーから仕事の話や就活のアドバイスを聞くことができたり、就活仲間と情報交換をする機会もできるでしょう。先輩や就活仲間と交流することで、デザイナーになりたいというモチベーションアップにも繋がってきます。インターンに参加した際には、現場の先輩や就活仲間と積極的に交流してみましょう。

実績ができる

デザイナーのインターンでは、実際の業務を任されて成果物を生み出すことができます。これが「ポートフォリオ」となり実績になります。インターンの場合、現場のプロからフィードバックを受けることができるので、質の高い作品を作れる可能性が高くなります。

インターンで制作した作品は就活にも使えるので、インターンに参加して実績を作りましょう。

業界や業務内容について詳しくなる

デザイナーの仕事やデザイン業界についてはネットや本の情報だけではわからないことも沢山あります。

デザイナーのインターンに参加することで、仕事の流れや雰囲気などもわかり、現場の社員から業務内容について直接教えてもらうことも可能です。

現場でしかわからないことも多いので、インターンは非常に貴重な経験となります。 デザイナーの仕事が自分に合っているかを判断する良い材料にもなるでしょう。

内定に繋がる可能性がある

デザイナーのインターンの場合、スキルの高い学生をそのまま採用する場合があります。

長い期間一緒に仕事をしていると、学生の人柄やスキルなどがわかってきます。企業側は仕事を任せられる優秀な人材を欲しているため、インターンを通じて実績のある学生に内定を出すことが確実だと考えます。

インターンに参加する場合は、採用される可能性があることを踏まえて一生懸命に取り組みましょう。

終わりに

今回はデザイナーのインターンについてご紹介しました。 少しでもデザイナーのお仕事に興味のある方は、是非インターンに参加して沢山の経験をしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、都銀での勤務を経験。
結婚後、福井県に移住し、現在はライティング・校正の仕事に従事。
これまで海外留学・インターン・企業研究・皇室関連記事の執筆や
企業HPなどの校正業務を経験。 「インターンバンク」の記事を通じて、
大学生の皆さんの職業選びのお手伝いができれば幸いです。

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