営業のインターンとは

営業の仕事に興味を持っている方や、実際に営業の仕事を体験してみたいと思っている方にとって、インターンは大変良い経験になります。

今回は営業インターンへの参加方法、候補や種類、仕事内容や参加するメリットについてお伝えしていきます。

目次

営業インターンとは

まず、営業インターンとはどのようなものでしょうか。

営業インターンとは、企業やNPOなどの営業職の基本を身に着けることのできる、実践型のインターンシップ(就業体験)のことです。期間は長期と短期とがあり、内容も様々です。

営業インターンの参加方法

営業インターンには大きく分けて3つの参加方法があります。

それぞれについて見ていきます。

直接応募

企業やNPOのホームページから直接応募します。エントリーは就職関連サイトで行う場合もあります。

就職関連サイトや仲介団体経由で応募

リクナビやマイナビといった就職関連サイトから応募します。非常に多くの企業の情報が掲載されているので、色々な業界に興味がある方には特にお勧めです。また、仲介団体を経由して応募する方法もあります。仲介団体のサイトには、その他の応募方法では見つけられないような海外インターンやベンチャー企業の情報も掲載されているので、興味のある方は是非チェックしてみてください。

大学経由で応募

大学のキャリアセンターには、色々な業界のインターン情報が集まっています。スタッフの方に情報を聞いたり相談したりもできるので、ここを通じて応募するのも1つの方法です。また、大学の授業科目として応募する方法もあります。こちらは単位としても認定されるので、一石二鳥です。

営業インターンの候補

営業インターンには長期のものと短期のものがあります。それぞれについて見ていくことにします。

長期インターン

営業インターンでは、アポ取りや商談への同行などといった、時間をかけて実績を上げていく業務が多いので、ほとんどが長期インターンでの採用になります。営業の長期インターンでは、ビジネスの現場で一連の営業業務を経験することができます。まずは社員の営業の支援から始まり、習熟度によっては一人で営業を任される可能性もあります。長期インターンは原則有給で3ヶ月以上を目安に行われるので、長い期間をかけて営業の業務をじっくりと知りたい方にはこちらがお勧めです。

短期インターン

短期インターンでは、セミナー形式やワークショップ、グループディスカッションといった形で、企業で実際に起こった事例を個人やチーム単位で体験学習していく内容が多くなっています。営業の短期インターンの場合には、それだけでなく、社員を相手に実際に営業をする機会を与える企業もあります。短期インターンは原則無給で、期間は2日から1ヶ月くらいです。夏休みなどにできるものも多いので、少しでも営業の仕事について知りたい方は応募してみてはいかがでしょうか。

営業インターンの種類

営業インターンは、主に3つの種類に分けることができます。企業によってどのような種類のインターンを募集しているか分かれるので、募集内容をよく見ておきましょう。

テレアポ型

テレアポ型のインターンでは、顧客のリストアップ、電話での打ち合わせ予約、自社サービスの提案営業、アポの登録といった仕事をします。慣れないうちは大変かもしれませんが、多くの人と話す経験ができるので、数をこなしていくうちに徐々に自信がついてくるでしょう。

個人営業型

個人営業型のインターンでは、一般の個人のお客様に自社の商品やサービスを売るといった営業活動を行います。商品は、携帯電話や車、不動産といった「有形商材」から保険や諸々のサービスといった「無形商材」まで多くのものが対象になります。直接お客様のところに行ってお話することがメインなので、自分個人の実力を試すこともできますし、実績を上げられれば大きな自信にもなります。

法人営業型

法人営業型のインターンでは、企業相手に自社の商品やサービスを売るといった営業活動を行います。内容は商談資料作成、会社訪問、商談(オンラインの場合も)など多岐に渡ります。先輩に同行して、先輩の生の営業を間近で見られる可能性もあるので、入社後のイメージもつけやすいでしょう。

営業インターンの仕事内容  

営業インターンの仕事は大きく分けて5つあります。それぞれについて見ていきましょう。

営業先の情報収集

まずは営業先の選定を行い、リストアップするところから始めます。既存の顧客データの活用や書籍やウェブなどからの情報収集といった様々な手段で営業リストを作ります。こういったリストアップ作業がアポ成功率や制約率に影響するので、大変重要な仕事といえます。

アポ取り

アポ取りとは、これまでにリストアップした企業に連絡して、電話やメール、飛び込み営業、資料の請求などで実際にアポイントを取ることをいいます。営業未経験者は電話でのアポ取り(テレアポ)から仕事が始まることが多いです。実際のテレアポ前に研修でロールプレイングなどを行うので、初めてでもそこまでの心配は不要でしょう。

営業活動

ここからはいよいよ営業活動に入ります。まずは営業アシスタントの業務からです。直接お客様と接することはせず、裏方で企業調査、スケジュール管理、電話やメールの対応、資料や報告書の作成といった準備全般を行います。次に営業同行です。最初のうちは先輩社員と一緒に訪問先に同行します。先輩の仕事の流れを見て経験を積んだら、一人で営業活動を任せてもらえるようになります。

契約・納品

お客様が提案した内容と金額に納得していただければ、契約が成立します。達成感を感じることもできる場面で、大きな自信にもなるでしょう。無事に契約完了したら、契約内容の通りに納品となります。

アフターフォロー

納品完了後もアフターフォローを忘れてはなりません。トラブルの対応や感想のヒアリングなどを行うことによって、今後も取引をしてもらえる可能性も高くなります。お客様との関係性を良好に保つためにもアフターフォローは大変重要な業務といえるでしょう。

営業インターンに参加するメリット

最後に、営業インターンに参加するメリットを5つご紹介します。

営業スキルを習得できる

特に長期インターンでは、一連の営業活動を経験することができるので、自然と営業スキルを習得できます。

営業スキルはどこの業界に行っても求められることが多いので、習得しておいて損はないでしょう。

ビジネスマナーが身につく

 営業インターンの研修は手厚いので、基本的なビジネスマナーや作法を研修で学びます。それだけでなく、学んだ知識を実際の営業の現場で実践できるので、より深くマナーを身に着けることができます。

社会人と話す耐性が身につく

 営業の仕事では、社内の先輩方はもちろんのこと、社外の初対面の社会人ともコミュニケーションをとることが多いので、年上の社会人と話すことに慣れてきます。

業界や職種について詳しくなる

特に法人営業型のインターンの場合、取引先は色々な業界の企業となります。情報収集や課題のヒアリング、実際の営業活動を通じて自然と生の企業の情報を知ることができるでしょう。その中で入社したい企業が見つかるかもしれません。

メンタルが強くなる

営業活動を経験する中で、断られる機会も多数あることと思います。

最初は大変ですが、経験を積んでいくうちに、諦めずに粘り強く課題に向き合う強いメンタルが培われます。面接でもメンタルの強さは大変重要なので、就活でも有利になるでしょう。

終わりに

今回は営業のインターンについて説明させていただきました。少しでも営業の仕事に興味のある方は、是非インターンに参加して、色々な経験をしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、都銀での勤務を経験。
結婚後、福井県に移住し、現在はライティング・校正の仕事に従事。
これまで海外留学・インターン・企業研究・皇室関連記事の執筆や
企業HPなどの校正業務を経験。 「インターンバンク」の記事を通じて、
大学生の皆さんの職業選びのお手伝いができれば幸いです。

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