人気のマーケティングのインターンて?仕事内容や身に付くスキルなど

大学生の皆さんの中には、マーケティング業務に興味や憧れを持っている方もいらっしゃると思います。マーケティングは人気のある職種の一つですが、具体的にどういうお仕事なのか知らない方も多いでしょう。

今回はマーケティングインターンの仕事内容や特徴、マーケティングインターンで身に付くスキルなどについてご紹介します。

目次

マーケティングとは

まず、「マーケティング」とは何でしょうか?

「マーケティング」とは、一言で言うと「より多くの商品やサービスが売れる仕組みを作ること」です。

具体的には、自社で扱う商品やサービスを1人でも多くの消費者に利用してもらえるように、市場調査や企画、広告、プロモーション、商品開発といった業務を行います。IT技術の発達に伴い、最近ではwebマーケティングの業務も増えてきています。

マーケティングの種類

マーケティングは大きく「リアルマーケティング」と「デジタルマーケティング」に分かれます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

リアルマーケティング

「リアルマーケティング」とは、消費者が実際に商品やサービスを利用・購入するリアルな現場で行うマーケティングのことです。実際の現場で消費者の生の声や反応、求めるものなどを知ることができる他、消費者の層や特徴などもわかります。

具体的にはアンケート調査、商品の実演販売や展示会、街頭でのサンプリング、集客イベントやセミナーの開催、電車の車内広告、ポスティングなどがこれに該当します。

デジタルマーケティング

「デジタルマーケティング」とは、Webサイトやスマホアプリ、動画配信、SNS、Eメールといったデジタル技術を活用したマーケティングのことです。

よく聞く「Webマーケティング」はデジタルマーケティングの一部で、主にWebに特化して行うマーケティングを指します。具体的にはSEO(検索エンジン最適化)対策やコンテンツ制作、オウンドメディアの運営、YouTubeの動画投稿、SNSの運用といった業務がこれに該当します。リアルマーケティングと違って、統計データなどの数字で効果を確認できるのが特徴です。

デジタル技術の発達やコロナ禍により、デジタルマーケティングの重要性はさらに高まってきています。マーケティング職の長期インターンでWebマーケティングの業務を任されることも多いでしょう。

マーケティングインターンの仕事内容

マーケティングインターンではどういった仕事ができるのでしょうか?

主に調査、企画、広告、プロモーション、商品開発といった仕事ができます。

調査

マーケティング業務では、消費者ニーズ(消費者が求めているもの)を把握するために、まず市場調査(マーケティングリサーチ)を行います。

たとえば、アンケート調査や街頭での調査、電話やFAXでの調査、インターネット調査などが挙げられます。こういった調査結果を集計・分析し、消費者のトレンドや自社商品の認知度、顧客満足度などを把握し、商品開発や販売促進のために活用します。

企画

マーケティング業務における企画には「商品企画」と「イベント企画」があります。

商品企画

商品企画は、収集したデータや調査結果を基に消費者のニーズ(求めているもの)を探り、競合他社の商品についても調べつつ、自社の新しい商品やサービスのアイデアを考える業務です。具体的には商品の仕様や機能、価格などについて考え、社内の他部門と連携しながら進めていきます。

イベント企画

イベント企画は、消費者のニーズ(求めているもの)を分析し、自社の商品やサービスをより多くの人に広め、認知や購買につなげる業務です。

たとえば、セミナーや集客イベントの運営などが挙げられます。調査業務によって把握した消費者ニーズや競合他社の動向を分析し、商品の販売手段や価格、販売エリアなどを考案するのも業務の一つです。

広告

消費者が何を求めているかを把握し、良い商品やサービスを作り出しても、その存在を知ってもらえないと意味がありません。そこで広告を活用した集客・認知活動が必要になってきます。

広告は、自社の新しい商品やサービスをより多くの消費者に知ってもらうためのマーケティング施策です。

たとえば、新聞やテレビ、電車内、WebサイトやSNSなどでたくさんの広告を目にしますね。マーケティング業務においては、商品の特徴や消費者層などをふまえて広告を作り、ターゲットとなる消費者層がよく見そうな場所に広告を出すのが仕事です。広告を出した後も様々なデータを収集・分析し、効果や改善点などを考えていきます。

プロモーション

自社の商品やサービスをより多くの消費者に買ってもらえるようにするのがプロモーション(販売促進)の業務です。

たとえば、各種クーポンの発行、店頭での無料サンプルの配布、購入特典をつける、Web上での割引キャンペーンといった企画を考案し、実施していきます。

商品開発

商品企画で作った商品のアイデアやイメージを基に具体的な形にしていくのが商品開発の仕事です。商品の試作品を作成し、販売に移すために経営陣にプレゼンをするという行程もあります。経営陣から承認されれば、実際に商品やサービスを販売する準備を進めていきます。

商品開発の仕事は大きく以下の2種類に分けられます。

  • 今までにない新しい商品やサービスを開発する「新商品開発」の業務
  • 既存する商品やサービスの改良やブラッシュアップをする業務

「新商品開発」では、今までにない全く新しい商品やサービスを開発します。全く新しいものを作り上げるためには膨大な時間やお金、労力などが発生するので、消費者が求めているものや世の中のトレンドを調査・分析し、きちんと売れる商品やサービスを開発することが大切になってきます。

既存する商品やサービスの改良やブラッシュアップをする業務の場合、価格や商品のデザイン、競合他社の動向などを考えた上で改良やブラッシュアップをしていく形になります。

マーケティングインターンの特徴

マーケティング業務を通じて他事業部と連携して仕事ができる可能性もある

マーケティング業務は市場調査から企画、広告、プロモーション、商品開発と幅広いため、他事業部と連携して仕事を進める機会もあるでしょう。

たとえば、イベント企画では営業部門と、プロモーション業務では宣伝部などと社内の複数の他事業部と協力・連携して仕事を進める必要があります。そのため、マーケティング業務を通じて他の部署の仕事についても理解が深まる可能性がありますね。

比較的オンライン勤務しやすい

マーケティングインターンでは、Webマーケティング業務の募集が多い傾向にあります。特にWebマーケティング業務の場合、SEO(検索エンジン最適化)対策やコンテンツ制作など単独で進めやすい業務が多いので、比較的オンライン勤務しやすくなっています。

インターンの募集要項を見る時にオンライン勤務可能かどうか確認してみてくださいね。

マーケティングインターンで身に付くスキル

最後にマーケティングインターンで身に付くスキルについて確認しておきましょう。

マーケティンインターンに挑戦し、こういったスキルが身に付くように頑張ってみてくださいね。

リサーチ力

マーケティング業務においては、市場調査などでリサーチをする機会が多々あります。様々な調査の過程で、調べる切り口を考え、徹底的に調査し、統計を取るという業務を行っていくことでリサーチ力が徐々に身に付いていくでしょう。 

数字の分析力

マーケティング業務において数字を分析することも必須です。

調査で収集したデータを基に今後の方向性などを決めることになりますが、その過程で数値化されたデータを分析し、利益を上げていくために最善の方法を考えていきます。

こうした事を通じて数字の分析力も身に付いていくでしょう。

論理的思考力

マーケティング業務では、調査結果やデータの分析結果に基づいて消費者が求めているものを把握し、論理的に考え、それに合った商品やサービスを企画・開発していきます。このように、マーケティング業務を通じて筋道を立てて考える論理的思考力も身に付いていくでしょう。

終わりに

今回はマーケティングインターンの仕事内容や特徴、マーケティングインターンで身に付くスキルなどについてご紹介しました。

少しでもマーケティングのインターンに興味がある方は、ぜひインターンを探して応募してみてくださいね。

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この記事を書いた人

東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、都銀での勤務を経験。
結婚後、福井県に移住し、現在はライティング・校正の仕事に従事。
これまで海外留学・インターン・企業研究・皇室関連記事の執筆や
企業HPなどの校正業務を経験。 「インターンバンク」の記事を通じて、
大学生の皆さんの職業選びのお手伝いができれば幸いです。

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