インターンというと、学生が参加するイメージがある方も多いと思いますが、実は社会人もインターンに参加することができます!
できるだけ学生のうちにインターンを経験しておくことをお勧めしますが、「忙しくて参加する時間がなかった」「自分に合うプログラムが分からなかった」「選考に落ちて行けなかった」といった理由でインターンに参加できなかった場合もあるでしょう。
学生時代にインターンに参加できなかったら、その後全くチャンスがないわけではありません。社会人が仕事を続けながら他企業で就業体験できる「社会人インターン」というものがあるからです。
また、中には学生も参加できる「社会人インターン」もあります。学生のうちに「社会人インターン」に挑戦してみるのもいいかもしれませんね。 今回はそんな「社会人インターン」について見ていきましょう。
社会人の学生時代のインターン事情
就職活動を終えて、現在社会人として勤務している方々は積極的にインターンに参加していたのでしょうか?
ここでは社会人の皆さんの学生時代のインターン参加率、インターンに参加して良かった事などをご紹介します。
学生時代にインターンに参加していた人の割合
「マイナビニュース」の調査によると、39.3%の人が学生時代にインターンに参加していたそうです。ただし、インターン制度がなかった時代やあまり認知されていなかった時代もあるので、若年層を対象に調査をすれば参加率はさらに増えると考えられます。
出典:マイナビニュース
また、株式会社マイナビの調査によると、2023年3月卒の大学生、大学院生のインターン・1day仕事体験への参加率は、2022年10月時点で83.6%(前年比3.8ポイント増)、平均参加社数は4.4社(前年比0.1社減)となっています。
インターン参加率は過去7年間の本調査で2021年卒に次いで2番目に高い結果となり、現在も多くの学生がインターンに参加していることがわかります。
出典:「マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ調査(中間総括)」
学生時代に「インターンに参加しておけばよかった」と後悔している人の割合
学生時代に様々な理由でインターンに参加しなかった、もしくはできなかった人も一定数います。 「マイナビ学生の窓口」の調査によると、約3割の社会人がインターンに参加しておけばよかったと後悔しているそうです。
出典::マイナビ学生の窓口
社会人になる前にインターンに参加してどういう良かった事があるか
こちらも株式会社マイナビの調査によると、「学生時代にインターンに参加して良かった事」として以下のような声が挙げられています。
・会社の雰囲気や仕事などに対する理解が深まった
・就職に役立った
・就職へのモチベーションが高まった
・これまでにない視点を得られた
・社会の仕組みなどが理解できた
マイナビニュース
その他にも「別の大学の学生と仲良くなれた」「人生の先輩に出会えた」「経験値が上がって、将来に生かせるものを得られた」といった声も挙がっています。
社会人インターンの種類
学生向けインターンと同様に、社会人インターンも「1day仕事体験」「短期インターン」「長期インターン」の3種類に分けられます。「長期インターン」では適宜研修を組み込んでいる企業もあり、事務、営業、ライター、デザイナー、マーケティング、エンジニアなど様々な職種で募集されています。
また、「海外インターン」という選択肢もあります。海外インターンというと学生が参加するイメージがあるかもしれませんが、社会人の参加者も増えてきています。仕事の休暇を利用して短期インターンに参加する方、一度離職して有給の長期インターンに挑戦する方など様々です。
社会人インターンと学生向けインターンの違い
社会人インターンと学生向けインターンの違う点として、就業時間が挙げられます。
学生向けインターンは平日の日中に開催されることが多いですが、社会人の多くは平日の日中は会社勤めをしています。そのため、社会人インターンの場合は、社会人が参加しやすいような就業時間・日程が組まれているのが特徴です。
たとえば、1day仕事体験の形式で就業後の夜に参加できるタイプ、長期で毎日就業後の時間に参加できるタイプ、土日などを利用して参加できるタイプ、長期休暇を使って平日日中に参加できるタイプなどが挙げられます。
どのような社会人が参加するのか?
社会人インターンに参加する人は「転職活動に備えたい」といった方が多いイメージがあるかもしれません。
もちろん転職活動の一環で参加する社会人も多いですが、その他にも「自身の市場価値を見極めたい」「スキルアップしたい」「本業以外の仕事に挑戦してみたい」「人脈を増やしたい」などと考える社会人が参加しています。
社会人インターンに参加するメリット・デメリット
社会人インターンにもメリットとデメリットがあります。
メリットとしては、「スキルアップやモチベーションアップにつながる」「自身の市場価値を確認できる」「転職に役立てることができる」「人脈を増やすことができる」といったことが挙げられます。
一方で、デメリットとしては、「本業と両立させるのが難しい」「副業禁止の企業の場合、参加できない」「思っていた仕事内容と違う場合がある」といったことが挙げられます。 学生向けインターンと同様、メリットもデメリットもありますが、もし社会人になってインターンに参加する場合には、このような点を踏まえてご自身に合ったインターンに参加できるといいですね。
学生も社会人インターンに参加できるのか?
学生の皆さんの中には、「社会人向けのインターンに参加してみたい!」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
実際に、学生も社会人インターンに参加することは可能なのでしょうか?
中には社会人のみを対象にしたインターンもありますが、特に長期インターンの場合は学生も参加できるものがたくさんあります。
たとえば、「ゼロワンインターン」「PROJECT INDEX」「大人の武者修行」といったインターン募集サービスで検索すると、学生も社会人も参加できるインターンが数多く掲載されています。興味のある方はぜひ調べてみてくださいね。
終わりに
今回は「社会人インターン」についてご紹介しました。
できるだけ学生のうちにインターンを経験しておくことをお勧めしますが、社会人になってからもインターンに参加することができます。そのような選択肢があることをぜひ覚えておいてくださいね。
また、学生も参加できる「社会人インターン」もあるので、学生のうちに「社会人インターン」に挑戦してみるのもいいかもしれませんね。 色々なチャンスを積極的に活かしていきましょう。