大学1年生の皆さんは「インターン」を知っていますか?
正式には「インターンシップ」と呼び、就業体験のことです。
「大学1年生からインターンは早いのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、早いうちにインターンに参加しておくメリットはたくさんあります。
大学1年生からインターンに参加するメリットとして、以下の6点が挙げられます。
- インターン先をじっくりと選ぶ時間がある
- 早い段階で自身のやりたい事や適性がわかる
- 社会に出て働くイメージがつかめる
- 大学以外でも人脈を広げられる
- 報酬をもらいながらスキルアップも可能
- 将来の就活にも役立つ
今回の記事では、大学1年生からインターンに参加するメリットやインターンの探し方・選び方、大学1年生におすすめのインターンの職種などについて詳しくご紹介します。
インターンは大学1年生から始めるべき?
大学1年生からインターンに参加するのは決して早くありません。
「大学1、2年生対象」「学年不問」という応募要件のインターンもたくさんあるので、大学1年生の皆さんもインターンを始めることができます。
インターンは「1dayインターン(1day仕事体験)」、「短期インターン」、「長期インターン」の3種類に分けられることを知っていますか?
それぞれについて表で確認しておきましょう。
長期インターン | 短期インターン | 1dayインターン(1day仕事体験) | |
特徴 | 社員と共に実務に携われる可能性が高い。有給としている企業が多い。 | セミナー形式やワークショップ、グループディスカッションといった形で体験学習するものが多い。原則無給。 | 会社の説明会や社員紹介、先輩社員との座談会などを行うことが多い。中にはグループディスカッションやワークショップなどが組み込まれるパターンもある。 |
期間 | 3か月以上 | 2日から1ヶ月 | 半日から1日 |
どんな人向け? | 大学1年生以上 | 大学1年生以上 | 大学1年生以上 |
大学1年生の皆さんはどのインターンにも参加することができますが、最もおすすめなのは「長期インターン」です。
長期インターンは3ヶ月以上の勤務で、企業の実務を経験できることが多く、努力次第でスキルアップにもつながるでしょう。報酬をもらえることがほとんどなので、実務経験を積みながらお金ももらえることになります。長期インターン中に培ったスキルや知識は就活はもちろんのこと、社会人になってからも役立ちます。大学1年生のうちから長期インターンを経験しておくと、周りの学生と差をつけられそうですね。
インターンには大学3年生から参加する学生が多く、大学1年生からインターンを始める学生はまだそれほど多くありません。アルバイトなら授業後の夕方などにできるものも多いですが、特に長期インターンは企業の就業時間内に参加するものがほとんどです。大学1年生は履修単位も多いため、大学の授業と時間が被ってしまうことも長期インターンに参加しにくい理由の一つとなっています。
しかし、たとえばオンラインインターンを活用すると、時間や場所に縛られずにインターン業務に携われるため、参加のハードルが低くなります。オンラインインターンではパソコンスキルも必要になるので、ワードやエクセルなどのオフィスソフト、Photoshopなどのデザイン制作ツールなど、目指す業界で役立つパソコンスキルを身につけるほどインターン先の選択肢が広がるでしょう。
大学3年生になると、就活の準備などもあり、忙しくなってくるので、特に長期インターンには参加しにくくなるかもしれません。時間的に余裕がある方は、大学1年生から長期インターンに挑戦してみてくださいね。
長期インターンに参加しつつ、短期インターンも併用してみるのもいいでしょう。短期インターンに参加すると、社会との接点を広く持つことができる他、色々な企業の業務や企業文化などに触れることができるため、未来の選択肢を増やすことにもつながります。
夏休みに開催される「サマーインターン」や秋に開催される「オータムインターン」、冬休みに開催される「ウィンターインターン」などは短期のものが多く、特に夏休み中などは参加しやすいでしょう。選考を突破しないと参加できないものもありますが、応募はできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
まだ時間的にも余裕のある大学1年生から、ぜひアルバイトの代わりにインターンを始めてみましょう。 インターンの特徴などについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。
大学1年生からインターンに参加するメリット
ここでは、冒頭でご紹介したインターンに参加するメリットについて詳しくご説明します。
インターン先をじっくりと選ぶ時間がある
大学1年生の段階でインターンを選ぶ場合は、時間も余裕もあるため、インターン先をじっくり選ぶことができます。大学3年生からインターンを始める場合、就活も迫っていて時間もないため、インターン先をじっくり選ぶ時間がないこともあります。大学1年生の皆さんなら、納得いくまでインターンを選ぶことができそうですね。
早い段階で自身のやりたい事や適性がわかる
大学1年生の皆さんの中には、すでに将来やりたい事や就きたい仕事が決まっている方もいらっしゃるかもしれませんが、まだわからない方も多いと思います。
1年生のうちからインターンに参加すると、早い段階でご自身のやりたい事や適性が見えてくるというメリットもあります。 インターンに参加することで、「この仕事は面白そうだし、目指してみたい」「イメージしていた仕事と違っていた」などということもあるでしょう。そういった経験を通して、仕事の事を知り、今後の就活でどういった業界や企業を目指すべきかも見えてくるでしょう。入社後のミスマッチを防ぐことにもつながりそうですね。
社会に出て働くイメージがつかめる
大学1年生の皆さんの多くは、まだ社会人となって企業で働くイメージがわかないかもしれませんが、インターンに参加することで働くイメージをつかむことができるでしょう。
特に長期インターンに参加した場合、社員と一緒に実務に携わる機会が多いので、「社会に出て企業の一員となって働く」ということを実感できそうですね。 インターン先の社員の働く姿を見て、「ああいう社会人になりたい」という目標となる人に出会えるかもしれません。長期で働くことで、社員や職場の雰囲気、チームワークでの仕事の流れなどを理解することにもつながります。
大学以外でも人脈を広げられる
大学1年生の皆さんは社会人の方と接する機会はありますか?
アルバイト先などで社会人の人と一緒に仕事する機会はあるとしても、様々な年代の社会人と接する機会はそこまで多くはないと思います。
インターンに参加すると、大学以外でも人脈を広げられることもメリットです。
インターン中に知り合った社員から仕事の話や経験談などを聞けるチャンスがあるかもしれません。ベンチャー企業の場合、社長と直々に話す機会もありそうですね。インターン中には積極的に社員の方々に話しかける、質問するなどして、ぜひ積極的に交流してみてくださいね。 また、他にもインターン生がいる企業の場合、他大学のインターン仲間ができる可能性もあります。同じ業界を目指す仲間と出会えるかもしれません。ゆくゆくは就活の情報交換や相談などができる関係になることもあります。インターン中に出会えたインターン生とも積極的に交流してみましょう。
報酬をもらいながらスキルアップも可能
1dayインターンや短期インターンは無給のことが多いですが、長期インターンでは、企業の利益につながるような実務に携わることが多いので、有給のことがほとんどです。
アルバイトでも報酬はもらえますが、インターンの報酬は一般的なアルバイトよりも高いことも多く、学生の実力に応じてインセンティブを支払う企業もあります。
長期インターンでは、プロジェクトの取りまとめや社員と一緒に取引先への営業に同行など、スキルアップにつながるような業務に携われる可能性もあります。報酬をもらいながら、大学生活ではなかなか経験できない実務経験ができるのは長期インターンの醍醐味の一つでしょう。 これから長期でアルバイトをしようと考えている方は、同じ時間で長期インターンに挑戦することも視野に入れてみてくださいね。
将来の就活にも役立つ
大学1年生の皆さんにとって就活はまだ先のイメージがあるかもしれませんが、1年生からインターンを経験しておくことで、将来の就活にも役立つというメリットもあります。
1年生からインターンに参加すると、他の学生よりも早く業界・企業研究をすることになるので、世の中にどういう仕事があるのか知ることができます。
特に長期インターンに参加した場合は、短期インターンではなかなか経験できない企業実務に携われる機会が多くなっています。実際の現場で企業実務に携わることで仕事の流れや雰囲気などがわかり、 業界や職種、業務についても詳しく知ることができます。 大学1年生から長期インターンで頑張ってきた経験は就活時のES(エントリーシート)や面接の自己PR材料にもなるでしょう。
大学1年生からインターンに参加するデメリット
大学1年生からインターンに参加するメリットについて見てきましたが、デメリットについても知っておきましょう。
学業などと両立が難しい場合がある
大学1年生は大学の履修単位も多く、入学当初からサークルに入っている方もいらっしゃるでしょう。大学生活も忙しい中で、特に長期インターンに参加する場合、学業などと両立が難しい場合があることを知っておきましょう。
大学1年生から長期インターンに一生懸命に取り組むことも大切ですが、特に本分である学業と両立できず、単位を落として留年などという結果になってしまったら意味がありません。そうならないためにも、スケジュール管理をしっかり行い、優先順位をつけて行動するようにしましょう。インターン先の勤務条件などをしっかりと吟味し、学業などに支障の出ない範囲内で無理なく参加できるものを選ぶことをお勧めします。
インターン以外の活動ができない可能性がある
大学1年生の皆さんは、インターン以外にも大学ならではのサークル活動やボランティア活動、アルバイト、海外留学など色々とやりたい事があると思います。せっかく大学に入学したからには色々な事に挑戦してみたいですよね。
特に長期インターンに参加した場合、時間的な制約によってインターン以外の活動ができない可能性もあります。長期インターンに全力を傾けるというのも大切ですが、他の活動にも参加したい方は、どれも中途半端にならないようにスケジュール管理をして行動しましょう。時間的に長期インターンに参加するのが難しそうな場合は、複数の短期インターンに参加してみるのもいいでしょう。
アルバイトと比べると採用されにくい場合がある
インターンの場合もアルバイトと同様に、履歴書やエントリーシートを出して面接を受けて採用という流れが多いですが、インターンはアルバイトと比べると採用の難易度が高い場合もあります。
特に人気の大手企業のインターンなどでは厳しい選考を課されることも多く、採用されるのは狭き門となっています。特に選考があるインターンの場合は、その企業で何をしたいかなど目的意識を持ってしっかりと対策しておきましょう。
大学生活とインターンを両立させるためのポイント
前述のように、特に長期インターンの場合、大学生活との両立が難しい場合があることがわかりましたね。しかし、工夫次第で両立させることは可能です。 ここでは、大学生活とインターンを両立させるためのポイントについてご紹介します。
無理のない範囲で参加できるインターンを選ぶ
まずは大学の単位をしっかり取ることが大切なので、ご自身の今のスケジュールや時間の使い方を見直し、無理のない範囲で参加できそうなインターンを探してみましょう。
インターンの募集要項に勤務時間、出勤日数、勤務地などが記載されているので、よく確認し、学業などに支障の出ない範囲で参加できるインターンを選ぶようにするといいですね。
大学の授業の時間割を工夫する
学部や学科によっても違ってきますが、必修の語学などの授業以外はご自身で科目登録できるものが多いと思うので、時間割を作る際に工夫してみることも大切です。
例えば、平日に一日休みの日を作る、できるだけ授業の間の空き時間を作らずに午前中や午後に授業をまとめて履修するなどと工夫すると、インターンの時間を捻出しやすくなるでしょう。
オンラインインターンも活用する
コロナ禍の影響もあり、インターンをオンラインで実施する企業も多くなっています。
オンラインインターンの場合は出勤する必要がないため、授業の合間などの隙間時間を利用して業務に携わることもできます。オフィスまでの移動時間がなくなるので、学業などで忙しい学生も参加しやすいでしょう。
また、時間や場所にとらわれず仕事できるので、複数の企業のインターンに参加しやすいというメリットもあります。ぜひオンラインインターンも活用してみてくださいね。 オンラインインターンについて知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。
スケジュール管理、自己管理をきちんと行う
大学生活とインターンを両立させるためには、きちんとしたスケジュール管理や自己管理も必要です。
まずはご自身のやるべきタスク、やりたい事を洗い出し、優先順位をつけながらスケジュールを組み、自己管理に努めてみましょう。スケジュール管理の方法としては、手帳を使う他、Googleカレンダーなどのツールを使ってみるのもいいですね。ご自身に合う方法を探してみましょう。
スケジュール管理、自己管理は社会人になってからも必須なので、今のうちからできるようにしておくといいですね。
忙しい時期などは企業側に相談する
テスト期間中やゼミの発表前など、どうしても忙しい時期は企業側に相談するという方法もあります。特に長期インターンを受け入れている企業は勤務時間など柔軟に対応してくれることが多いので、悩まずに相談してみましょう。
大学1年生のインターンの探し方
「インターンをやってみたいけれど、探し方がわからない」「良いインターンの探し方を知りたい」という方もいらっしゃるでしょう。
大学1年生の皆さんのインターンを探し方として、主に以下の6つの方法が挙げられます。
- 求人サイトを利用する
- 企業ホームページを確認する
- 大学経由で探す
- 先輩や知人、OBやOGなどから紹介してもらう
- SNSで探す
- 逆求人サイトで探す
インターンの探し方に関しては、こちらの記事に詳しく載っているので、ぜひご参照ください。
大学1年生におすすめのインターンの選び方
先程インターンの探し方についてご紹介しましたが、その中からどのようにインターンを選んだらいいか悩む方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、大学1年生におすすめのインターンの選び方についてご紹介します。
興味のある業界や企業のインターンを選ぶ
まずは、ご自身が興味のある業界や企業のインターンを選んで応募してみましょう。 興味がある分野のインターンの方が長く続けるモチベーション維持にもつながります。
勤務時間など融通が利く企業のインターンを選ぶ
大学1年生の皆さんは学業はもちろんのこと、サークル活動などでも忙しい方が多いと思うので、勤務時間や出勤日数など融通が利く企業を選びましょう。
たとえば、オンラインでの勤務や土日の勤務、夜遅い時間帯の勤務などが可能だと働きやすそうですね。
研修や教育制度が整っている企業のインターンを選ぶ
大学1年生の皆さんは初めてのインターン参加ということも多いと思います。企業や業務に関する知識が乏しい中、企業内でインターン生として働き始めることに不安な方もいらっしゃるでしょう。そのような状況でも研修や教育制度が整っている企業のインターンの場合、必要な知識や方法をきちんと教えてもらえるので安心ですね。
特に初めてインターンに参加する時には、できるだけ研修や教育制度が整っている企業のインターンを選ぶことをお勧めします。
インターン生の人数が多い企業のインターンを選ぶ
企業によってインターン生の受け入れ人数は違ってきますが、できるだけインターン生の人数が多い企業のインターンを選んでみましょう。
特に大学1年生の皆さんは、他のインターン仲間がいる方が安心できると思います。インターン生同士仲良くなり、情報交換などもできるかもしれません。大学以外で友達を作る良い機会にもなりそうですね。
大学1年生におすすめのインターンの職種
インターン業務に携われる職種はたくさんありますが、特に長期インターンの場合、どういう職種があるのか、どんな内容なのか分からない方が多いと思います。
ここでは、大学1年生におすすめのインターンの職種とその内容についてご紹介します。
営業職
営業職の長期インターンでは、企業のサービスや商品を顧客に提案・販売する業務などを経験できます。具体的には、電話でのテレアポや社員と一緒に営業への同行、取引先への挨拶・商談、アフターフォローなどといった業務があります。
営業職のインターンの経験を通じて、名刺交換の仕方や電話応対の仕方、ビジネスメールの送り方などを学べる他、ヒアリング力やコミュニケーション能力なども身に付くでしょう。
営業職のインターンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。
マーケティング職
マーケティング職の長期インターンでは、自社商品やサービスを顧客に利用してもらうために消費者分析や数値分析、市場調査、競合調査、ユーザーへのヒアリング、価格の見直し、メディアでのプロモーション活動などを行います。
webマーケティングの実務に携われることも多く、Googleから評価されるサイトの作成、メディアの運営・集客といった業務を経験できる機会もあるでしょう。
マーケティング職の実務を経験することで、論理的思考力や分析力、リサーチ力などのスキルを身につけることができます。
企画職
企画職の長期インターンでは、消費者に売れるような商品を作るために、チームで営業企画や商品企画、事業企画、新規事業の立ち上げ、広報、広告、宣伝などの業務を行います。
企業によっては、社員と一緒に新規のプロジェクトに参加できることもあります。
チームのメンバーと一緒に色々なアイデアを出しながら企画を立ち上げていく経験ができるでしょう。
エンジニア職
エンジニア職の長期インターンでは、社員と一緒に開発チームに加わり、現場のエンジニアと共にシステムやサービスの開発・運営、既存サービスの改善、アプリの開発の補佐といった実務に携わることができます。
未経験や文系の学生も参加できる企業も多いですが、長期インターンの場合は専門的なスキルが求められる場合もあります。エンジニア職に興味がある方は、未経験であっても最低限プログラミングの勉強はしておくといいですね。
エンジニア職のインターンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。
事務職
事務職の長期インターンでは、総務や経理、電話対応、顧客対応、書類作成、伝票作成、データの集計、営業職の補佐といった社員のサポート業務に携わります。WordやExcelといったツールを使うことも多いので、基本的なPCスキルも身に付くでしょう。
細かい仕事が好きで、アシスタント的な業務に興味がある方におすすめです。
ライター職
ライター職の長期インターンでは、新聞や雑誌、Webメディアなどに掲載される記事の執筆の他、取材、インタビュー、撮影などを行うこともあります。
特に現在はWebメディアの記事執筆の業務が多く、多くの人に読んでもらうためにGoogleで上位表示されることが求められます。そのため、SEO(検索エンジン最適化)の知識も必要になってきています。
ライター職のインターンを通して、文章作成方法だけでなく、SEOやマーケティングなどについても学ぶことができるでしょう。
デザイナー職
デザイナー職の長期インターンでは、主に企業のサービスや商品、webサイト、アプリなどのデザインの仕事に携わります。実務を任されて成果物を生み出せる場合もあり、これが「ポートフォリオ」となり、実績になります。
インターンで制作した作品は今後の就活時にも活用できるので、インターンで実績を作っておくといいですね。
デザイナーのインターンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。
ディレクター
まず、ディレクターとは「制作責任者」のことです。
ディレクター職の長期インターンでは、自社のサービスや商品の設計から製造、販売、交渉、指示などといった指揮を執るような業務を行います。
ディレクター職のインターンを通して、リーダーシップの他、全体をよく見てまとめ、管理するスキルなどが身に付くでしょう。
大学1年生からインターンを始める時に気を付けること
最後に、大学1年生からインターンを始める時に気を付けることについてご紹介します。 以下のことを念頭において、インターンに応募してみましょう。
業務内容をきちんと確認した上で応募する
インターンに応募する際には、企業ホームページや求人サイトなどに記載されている募集要項をきちんと確認して応募するようにしましょう。参加した後に、想定していた業務内容と違うことに気づき、後悔することもあります。そうならないためにも、インターンの業務内容についてしっかり把握しておきましょう。
できればインターン参加者の経験談や口コミの評価も見ておくと安心です。経験談や口コミには参加者の本音が掲載されていることが多く、企業ホームページや求人サイトには載っていない生の情報を得られることもあります。詳しい業務内容について書かれていることも多いので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ブラックインターンに気を付ける
インターンの中には「ブラックインターン」というものがあるので、気を付けましょう。「ブラックインターン」とは、無給で長期間働かせられたり、不当な長時間労働や残業をさせられたりするようなインターンのことをいいます。
仕事体験や会社見学といったインターンの場合は無給でも合法になりますが、インターン生が企業の利益につながるような実務に携わる場合には、期間に関係なく報酬を払う必要があります。しかし、中には大学生を安い労働力と見なして違法な無給インターンを募集する悪質な企業も存在するので、注意が必要です。有給でも最低賃金以下の場合も違法なブラックインターンといえます。
このようなブラックインターンもあるので、インターンを選ぶ際に少しでも怪しいと思った場合には、応募しないのが賢明でしょう。
参加しているインターンがブラックインターンだと後からわかった場合も、我慢したり自分だけで解決しようとせず、家族やキャリアセンターの職員などに相談してみてくださいね。
ブラックインターンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。
インターンの選考がある場合、対策が必要
選考なしでインターンに参加できる企業もありますが、選考を課す企業も多いです。特に人気の大手企業などのインターンの選考倍率はかなり高いこともあり、ES(エントリーシート)や面接などの対策が必要になってきます。インターンの選考があるかどうかを事前に確認しておきましょう。
大学3年生以上の募集のインターンも多い
特に1dayインターン(1day仕事体験)や短期インターンは大学3年生以上の募集のことも多くなっています。就活の選考の一環としてインターンが実施される場合もあり、そのようなインターンには大学1年生は参加できないので注意しましょう。
インターンを探す際に、募集対象をよく見て「学年不問」「大学1、2年生歓迎」などと記載されているインターンに応募してみてくださいね。
終わりに
今回の記事では、大学1年生からインターンに参加するメリットやインターンの探し方・選び方、大学1年生におすすめのインターンの職種などについて詳しくご紹介しました。
最後に、大学1年生からインターンに参加するメリットをおさらいしておきましょう。
- インターン先をじっくりと選ぶ時間がある
- 早い段階で自身のやりたい事や適性がわかる
- 社会に出て働くイメージがつかめる
- 大学以外でも人脈を広げられる
- 報酬をもらいながらスキルアップも可能
- 将来の就活にも役立つ
大学1年生からインターンに参加するのは決して早くなく、早めに始めることで周りの学生と差をつけることができます。
この記事を読んでインターンに興味を持った方は、ぜひ大学1年生からインターンに挑戦してみてくださいね。